コンビって難しいな

これからどう生き残っていくのか。
僕たち360°モンキーズになにができるのか。
どんな技術を磨いていくべきなのか。

真剣に考え、明確にしていかなければいけない時期だった。

もちろん、19年やってきたものは自分たちの宝としてあったけれど、まだまだ前に突き進まなきゃいけないタイミングで、自分としてもなにかを変えなければいけないという思いがあった。相方としっかり話し合う時間が必要だと思い、事実何度かそういう話し合いの場を設けた。

でも、やっぱりそれを真剣にするには月日が経ち過ぎたのだろうか。僕は相方が何を考えているのか分からないと思うときがあった。
コンビって難しいな、そんな感覚だった。
とはいえこれは、僕からみた相方であって、相方から見れば僕もそうだったのかもしれない。一方的に書いているわけだから、これはちょっとずるいというか、あくまで杉浦双亮の感じたこととして捉えて欲しい。

話をする、というのはだいたいネタ合わせのときになる。
ちなみに僕たちのネタの作り方というのは、相方が台本を書いて、それをふたりで会ったときに意見を出し合いながらすり合わせるという方法だ。多くはファミリーレストランに集まってネタ合わせをするのだけど、ひととおりすり合わせをすませると、僕はなんどか相方に問いかけた。

「これから、どうしていこう? どう考えている?」

「うん……」

そこでお互いがはっきりと共有できる答えは出てこないで終わるのが常だった。

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