1467日ぶりの首位浮上!

 

 ブラジル・ワールドカップ開幕にともない、J1リーグもちょっとお休み。中断期に入って体も心もリフレッシュして、7月19日のリーグ再開に向けてしっかり充電するつもりだ。

 みなさんもご存じのとおり、現在、僕たちレッズはJリーグで首位に立った! 今シーズンが開幕してから、レッズのチーム状態は決して良いとは言えなかったものの、ようやく順位的には満足のいくところへとたどり着くことができた。

 頂上に立つことは、こんなに気持ちいいものなのか……と心の底から感じている。聞くところによると、レッズが首位に立ったのは、2010シーズンの4月18日、7節の川崎フロンターレ戦以来、1467日ぶりのことだという。

 1467日ぶりなんて……。丸々4年もかかってしまった。2010年は僕がレッズに移籍してきたシーズンだから、あれからずっとチームは試行錯誤してきた証拠だし、その中心選手としてプレーさせてもらってきた立場として、本当にすごく責任を感じている。ずっと応援してくれたサポーターの方たちに対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 まだシーズンは半分も終わっていないけれど、やっぱり頂上から見る景色は本当に気持ちがいい。ずっとこのまま首位を走り続けていたい……。そう改めて心に強く誓った。

 

1-0で勝ち切れるチームになってきた

 

 首位浮上を果たしたレッズ。その好調の要因は「失点しなくなった」ことが挙げられる。

 これまでリーグ戦14試合を消化してきた。勝利数は9つあるけれど、そのなかで1点差での勝利は6試合もある。10節の横浜F・マリノス戦からはワールドカップ中断期前の最後の試合となったセレッソ大阪戦まで、5試合連続で無失点ゲームを飾れた。

 去年は守備が安定してなくて勝負どころの試合をことごとく落としたり、下位のチーム相手に取りこぼしてしまうことが多かった。結局、去年リーグ戦において無失点で90分間を終えた試合は、じつに「6試合」しかなかった。

 今季はドローゲームを含めてすでに「9試合」も無失点ゲームをしている。そのことを考えると、去年と比べて守備が安定してきたのは一目瞭然だ。

 去年の反省を受けて、「1-0で勝てるチームになりたい」と言い続けてきた。というのも、1-0で勝ち切る戦い方ができることが、リーグ優勝への絶対条件だと思っている。だからこそ、今季から加入した周ちゃん(西川周作)の存在はチームにとって本当に心強いし、実際、これまで、周ちゃんのビッグセーブがなければ負けていたという試合がいくつもあった

 

「質の高い動き」ができるようになった

 

 個人的にも、チームのそれと同じくして、尻上がりに調子が上がってきた。その要因はいくつかあるけれど、ひと言で言うと「質の高い動きができてきた」ことが大きい。

 今季、僕は阿部(勇樹)ちゃんと一緒にボランチでプレーする機会が多い。左右にボールをさばきながら攻撃の舵を取ることが僕の主な役割だけど、チームのバランスを見ながら、いつ、どのタイミングで、動き出すか――。ようやくここに来て、そうした一連の要素がスムーズにかみ合ってきたというか、チームの動きに合わせた「質の高い動き」ができるようになってきたというのが、僕の正直な感想だ。

 今季のテーマのひとつとして「失点しないこと」を掲げてプレーしているから、個人的にもリスク管理を心掛けている。その影響からか、個人的な数字はずっと表われていなかったものの、13節の大宮アルディージャ戦でようやくゴールを決めることができた。しかもあの試合では、慎ちゃん(興梠慎三)のゴールもアシストして2-0で勝利。効き足ではない右足からのピンポイントパスで、「ここしかない!」というタイミングでうまく出したなーと、我ながら良いプレーだった(苦笑)。

 さて、ブラジル・ワールドカップもいよいよ開幕を迎える。次回はちょっとワールドカップの感想も書いてみようかな、と思う。ではまた!

 

※次回の更新は6月25日(水)の予定です

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