ビジネスマンにとって仕事上の人間関係はいつも頭を悩ませるものです。転職サイトで紹介される仕事上の悩みで「コミュニケーション」や「社内外の対人関係」はつねに上位。では、野球界はどうでしょうか。

一生懸命は大切な指標

――人間関係はつねに僕らの悩みです。評価が気になってしまったり、理不尽と思うような指示に従わなければいけなかったりとその内容はさまざまですが、上原投手も監督やコーチ、同僚またメディアといった方たちとの人間関係で悩むことはありますか?

以前にメディアの方との話はしましたけど、それが上司という立場になると確かに永遠の課題なんじゃないですかね。これも前に言いましたけど、人間関係という点で言えば、アメリカに来てから言葉に対するストレスはありました。

――そうでした。では上原さんも評価が気になってしまう、というようなことはあるのでしょうか。

まあそれはありますよね。ただコントロールできることではない、という割り切りはしていますけどやっぱり気になると言えば気になるかな。

特に上司の目はね、こればっかりは上司も人間ですから。上司にも上司なりの好き嫌いがあるでしょうからどちらが良いとも言えない。

ただ、自分のいまやっている仕事というものに対して、一生懸命やっていれば認めてくれると思う。それが、適当だったり、ちゃらんぽらんにやってしまったりすればそれは評価が下がってしまう。

プロ野球選手にだってそういう人はいますよ。実績を積んでいても日々の姿勢がきちんとしていない、ちゃらんぽらんである選手に対して評価は低い。もちろん実力こそ評価されるべき最初のポイントであると思いますけど、それ以外のどんなファンにも好かれるとか、そういう部分においてはその一生懸命さや、ちゃらんぽらんにしていないことっていうのが大切な評価の指標になると思います。

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