圭佑くんの勝負強さには感動すら覚えた

 

 ブラジル・ワールドカップが開幕したね。チームも再始動。6月17日からは静岡のJステップでトレーニングキャンプへ突入。オフの期間でなまった身体を鍛えなおし、7月19日のJリーグ再開に向けてコンディションを上げていくつもりだ。

 それにしても、ワールドカップの日本代表の試合はすごくショックだった。初戦のコートジボワール戦はいろんな人から一緒に観ようと誘われたけれど、集中して観たかったから、ひとりで自宅のテレビで観戦していた

 大舞台だからこそのプレッシャーがあるのだろう。日本の選手たちは緊張してしまったのか、本来の実力を発揮できていなかったように感じた。

 パフォーマンスの内容については僕がここでどうこう言うべきではないと思っている。ただ、どんな大会も初戦がすごく大事だと思っていたから、1-2の逆転負けという結果については本当に残念で仕方がない。そうしたなか、ベストコンディションではなかったにもかかわらず、前回の大会に続いて日本の大会初ゴールを決めた(本田)圭佑くんは、本当に勝負強いなーと、驚きとともに感動すら覚えてしまった

 このコラムを書いている時点で、日本は2戦を終えて積み重ねた勝ち点は「1」。グループリーグ突破に向けて厳しい状況を迎えているけれど、最後まで可能性のある限り戦い抜いてほしいし、僕も最後まで一生懸命に応援するつもりだ。どんなことが起こるか分からないのが、サッカー、いやワールドカップの醍醐味でもあるからね。

 

今大会のサプライズはクロアチアの7番

 

 今回のワールドカップは、ブラジル開催ということもあって、これまでの大会以上にファンにとっては観戦するのが本当に大変な大会だ。

 試合は日本時間で一番早くて深夜1時キックオフ。一番遅いのは早朝7時だから、本当に生活のリズムが狂ってしまう。それでも、今回は目覚まし時計を駆使して、いままで以上に試合を見ている。オフの期間が終わってしまったので、さすがにこれからはほとんど観ることはできないのがすごく残念だよ。

 ちなみに、これまで観た試合は、日本戦の2試合をはじめ、ブラジル―クロアチア、スペイン―オランダ、アルゼンチン―ボスニア・ヘルツェゴビナ、コロンビア―ギリシャ、イングランド―イタリア、ドイツ―ポルトガル……などなど。

 すべてのチームをチェックしているわけではないけれど、とくに僕にとってのサプライズだったのは、クロアチアだ。開幕戦でブラジルに1-3で敗れたとはいえ、スコアとは対照的に、魅力的なサッカーを見せていたのはクロアチアのほうだったと思う。リーガ・エスパニョーラを代表するモドリッチとラキティッチの2ボランチが生命線になっていて、とくにラキティッチの存在感が絶大だった。今年からボランチでプレーすることも多くなっているから僕の興味は自然とボランチの選手へと向いてしまう。このクロアチアの7番はプレーと動きの質が高くて参考になるなー、と感心していたら、翌日、バルサ入りのニュースが飛び込んできたから二度ビックリ。バルサはシャビの後釜としていい選手を補強したなーと、二日続けて感心してしまった。

 

ワールドカップ優勝予想は…ドイツ!

 

「ブラジルW杯はどのチームが制するのか?」

 大会前、いろんなメディアで話題になるのが「ワールドカップ優勝予想」だ。じつは大会が始まる1週間前、僕自身もサッカー関係の人たちとちょっとした優勝予想をしてみた。

 予想者は僕を含めて4人。それぞれの優勝候補は以下の通り。

 僕=ドイツ、A氏=イタリア、B氏=アルゼンチン、C氏=ブラジル。

「なかなか堅いなー」という声が聞こえてきそうだけれど、イタリア以外は確かに本命ばかり。データを見ると、南米大陸での開催でヨーロッパのチームは一度も優勝していないらしい。それでもなぜ僕がドイツを推したか。その理由はブンデスリーガの近年の成長が著しいから。

 いわゆるヨーロッパの4大リーグと言えば、リーガ・エスパニョ―ラ(スペイン)、プレミアリーグ(イングランド)、セリエA(イタリア)、ブンデスリーガ(ドイツ)。そのなかでも、リーグ全体のレベルや盛り上がりなどを見ると、総合的にブンデスリーガが一番勢いがあるように思えた。

 自国開催でサッカーバブルに盛り上がっているブラジルがそうであるように、代表チームの実力はその国のリーグレベルも反映している。スペインもその候補になったが、やはり連覇は難しかった。ブラジルか、ドイツか――。そんな思考を経て、ドイツが優勝する!と予想してみた。

 果たしてどんな結果になるのか楽しみだね。ではまた2週間後!

 

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