イケてるリア充グループ、なんとなく地味なパンピー、根暗でゲームばっかりやっているオタク……学生時代は誰もが「スクールカースト」をなんとなく意識して過ごしてきたのではないでしょうか。でももし「イケてる、イケてない」という評価の軸が、「他人への影響力の強さ」に変わったとしたら?

 

 

パーティピープルはもう
バーベキューなんてしない?

『ヤンキー経済』(幻冬舎)などの著作で知られる、マーケティングアナリストの原田曜平さんと対談した時、彼が消費行動について面白い概念を紹介してくれました。

 それが「パリピ」です。パリピというのは、「パーティピープル」のこと。トレンドの最先端に飛びついて積極的に情報発信をし、トレンドを拡大していく人たちを指します。

 原田さんによると、パリピの上には少数の「フィクサー」層がいて、フィクサーが始めた面白いことをパリピが取り入れて、広めていくというんですね。つまり、フィクサーはパイオニアです。秋元康さんや糸井重里さん、ホリエモンや、トレンドを作り出せる有名YouTuber などはフィクサーに当たります。

 

 パリピはフィクサーから影響を受けて行動し、情報を発信。さらにその下の層は、パリピに憧れて、その行動を真似しようとします。パリピの下にいるのは、どんな人たちでしょうか。

 原田さんは、そのひとつが「マイルドヤンキー」だと言います。郊外や地方都市在住で、地元の友達や家族を大事にする、保守的な層です。

 私は、「パーリィ、パーリィ」と騒いで、由比ヶ浜でバーべキューをしているのがパリピだと思っていましたが、それはどうもパリピに憧れているマイルドヤンキー層のようです。パリピがバーベキューで盛り上がっていたのは少し前の話で、彼らは今はもう新しいトレンドを追いかけているんですね。

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