大人になった今では、「雪なんて大嫌い!」という方でも子供のころ、雪が降った次の日は、はしゃいで遊んだ記憶が一度はあるはず。そり、雪合戦、雪だるまと並んで、雪が降った日の遊びの定番といえば「かまくら」だが、作るにはそれなりの降雪量が必要なので、都心にお住まいの方は意外と作ったことがない人も多いのではないだろうか。

 そんな「かまくら」をテーマにした雪まつりが、3/6(日)まで開催されている「湯西川温泉 かまくら祭」だ。
 

一面の雪原の上に、立ち並ぶかまくら。中でバーベキューを楽しむこともできる。

 栃木県日光市、日光国立公園の中にある湯西川温泉。その昔、平忠実が落ち延びた土地という伝説もある秘境の地で、子孫の人々は外部から存在を悟られぬように、たき火をしない、犬を飼わない、こいのぼりを揚げない…など独自の風習の中でひっそりと生き続けてきた。
 

夏の湯西川。趣ある平家集落が立ち並ぶ。

 
 今回のかまくら祭のメイン会場は「平家の里」だ。平家の生活様式を後世に伝えるために茅葺屋根の民家を再現した施設が立ち並ぶ。ここでは、豪雪を生かして、大人4人が入れるかまくらの中で、なんとバーベキューを楽しめてしまう「かまくら バーベキュー」で非日常の世界を楽しめる(要予約)。

 祭りの一番のみどころは、沢口河川敷に無数に並んだミニかまくら。サイズは概ね30cm×40cmで、ひとつひとつがボランティアの手作り。中に入ることはできないものの、夜にはひとつひとつに明かりが灯り、幻想的な雰囲気に包まれる。「日本夜景遺産」にも認定されており、さながら絵本の1ページのような風景。日常を忘れて童心に帰ってみるのもよいだろう。

 長時間かまくらを見物して、体が冷えてしまった後には、良質な泉質が自慢の湯西川温泉に浸かれば、極楽気分なこと間違いなし。子供ごころも、大人ごころも満たされる、日光冬の風物詩、「湯西川温泉」かまくら祭に足を運んでみてはいかがだろうか。
 

 

場所/栃木県日光市・湯西川温泉
開催期間/〜3月6日(日)(毎週木曜日はミニかまくら祭はお休みなの注意)
開催時間/9:00〜21:00
入場料/平家の里メイン会場:大人510円、子供500円
お問い合わせ/日光市観光協会☎︎0288-22-1525