武蔵小山駅前の路地裏。人気の酒場で
昼間から酒を飲む幸せを噛み締める

 飲ん兵衛とは実に単純なもので、料理一品、たかが100円の差で一喜一憂してしまう。しかし、その〝たかが〞が時にこの上ない多幸感をもたらすのも事実である。
 ここ『晩杯屋』は、赤羽の名店『いこい』で修業を積んだオーナーが手がける店。創業は2009年とまだまだ新しいが、今や大井町や大山などに6つの支店を展開するなど、その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
 その名の通り〝昼間っから〞客が引きも切らずにやって来る秘密といえば、開店が午前11時と早いこと、そして何といっても採算度外視とも思える破格値にある。名物の煮込みは130円という、まるで駄菓子屋のような価格で、およそ50種が揃う肴も大半が100〜200円台で楽しめてしまう。酎ハイもたったの250円だ。せんべろ酒場が注目を集めるようになって久しいが、本当に1000円一枚あれば気持ちよく酔っぱらえる店なのである。
 まだ、お天道様が高いうちから煽る酒の何と旨いことか。しかも、人目につきにくい路地裏というロケーションもまたうれしい。料理2品に酒2杯。まだ、懐は余裕がある。さて、もう一杯、何を飲んで帰ろうか?

名物のトマト割り290円、煮込み130円、サザエ壷焼き310円。味噌仕立ての煮込みはこの価格と思えないほどのクオリティ。しかも3点締めて730円! ほかにも生ビール(中)410円、ホッピーセット370円なども。
ひるまっから ばんぱいや
東急目黒線武蔵小山駅から徒歩1分
品川区小山3-19-5
03-3785-7635
11:00~23:30
無休

こちらのお店以外にもまだまだ行きたくなるお店がてんこ盛り!
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