関根さんが披露する数多くのものまね。しかし、真似をする対象は、他の人がやらないようなマニアックな人が多い。中には「誰?」という人まで。そんなマニアックなものまねをする真意とは?

好きな人をものまねするんです

  関根さんの笑いは、唯一無二なところがありますよね。他の人がやらないようなものまねををやったり……。

 

そうだね~……ボクは隙間を縫ってきたんですよね。そこしかないからね。

  そういう隙間、たとえば誰も知らなそうな人のものまねをやるとか、電車の中で会った変な人をコントにしちゃうとか、そういうのって、どうやって思いつくんですか。

コントに限っては、とにかくつくらなきゃいけないって追い込まれているっていうのが理由ですよね。全盛期の手塚治虫さん状態で、締切、締切みたいな。つくらなきゃ、つくらなきゃっていうんで、無理やり何でも目に入ってきたものをネタにしている部分はありますね。

  あえて隙間を突いている気はないんですか?

もう皆さんがやっちゃってるようなことはできないから、隙間を突かざるを得なかったっていうのが正解ですね。もう全部埋まってるから、ないところ、ないところを流れていったっていうね。上から水を流したら、そこしか通るところがなかった。そして、ボクがそこに水たまりをつくった感じですね。

  その隙間を突いたことが、みんなにウケるかという不安とかはなかったんですか?

そうですよね、不安ですよね。でもしょうがないですよね、流れるしかなかったんですから。

  この前、『トッキュウジャー』に出られていたときの話で、撮影現場でものまねをしても若い子が分からないんだっておっしゃってましたね。

丹波哲郎さんとか、金子信雄さんとかをやって見せたら、カメラマンに「そんなのオレしか分からないよ~」って言われちゃった(笑)。分かってもらえないんですよ~。それで、ミッキーを初めてデッサンし終わったあとのウォルト・ディズニーというのをやり始めてね。

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