ようこそ! 名作「読書の旅」へ‼︎

寝っ転がって読み進めてください!!!

超人気マンガ『ワンピース』から始める「ひとつなぎの」心のサプリ

 

講義は「ロードムービー」のようにゆっくりと展開します。

マンガの『ワンピース』からクラ~い夏目漱石、「マザコン」スタンダール、ルソーへと悩ましく続き、「差別」と島崎藤村、言文一致の影に三遊亭圓朝の「落語」あり!と話は飛び、『巌窟王』、妖しき江戸川乱歩や、「ヘンタイ」谷崎潤一郎&川端康成と急展開。果ては宮沢賢治に「宗教」を見たり……。「神なき時代」を叫んだニーチェとシンクロした「弱き人間」の姿をピノッキオに重ね合わせ読み解くなど、大岡玲のハンパない読書量が血肉化されたでもでも「ゆる~く優しい講義」になっております。わっかりやすく、心に届く「のど越し」いい飲み物のような!

そして、このひとつなぎの「読書の旅」の終わりには、不朽の名作文学が「へえ~」の連発と「生きる延びる」知恵として脳内でよみがえるかもしれません。

288ページでちょっとボリュームがありますが、実は、約2時間半で「読み終わる」と思います。どうぞ、ゆったり寝っ転がって読み進めてください!!!

 

 

1958年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。同大学大学院外国語研究科ロマンス系言語学専攻修士課程修了。87年「緑なす眠りの丘」で作家デビュー。89年『黄昏のストーム・シーディング』で三島由紀夫賞受賞。90年『表層生活』で第102回芥川賞受賞。書評、映画や美術批評、グルメや釣りの随筆、翻訳も執筆。2006年より東京経済大学教授。
 

 

《目次》

はじめに

第  1  講  無垢、友情、そして不屈

第  2  講  オレたちゃ海賊、ヨー、ホッ、ホー!

第  3  講  『坊っちゃん』て、ほんとに痛快か?

第  4  講  「親」って、ホントに重くて困る

補講その1   文豪の妻はツライ…でも…

第  5  講  「マザコン」の正しい使用法

第  6  講  自由・平等・友愛

第  7  講  差別を見据える

第  8  講  「現国」嫌いには、ワケがある

第  9  講  「言文一致」は落語から

補講その2   説教・圓朝・速記術の三題噺

第 10講  日本のミステリーのルーツ=翻案小説

第 11講  現世は夢、夜の夢こそまこと

第 12講  谷崎潤一郎は、正真正銘のヘンタイです

第 13講  スキャンダルの果実

補講その3   ノーベル賞とヘンタイの関係

第 14講  宮沢賢治という宗教

第 15講  賢治には、いつもきらきらぴかぴかが舞い降りていた

第 16講  「童話」がイジワルになる時

補講その4  やっぱりデクノボーにはなれない

第 17講  「愛国心」の消費期限

第 18講  ピノッキオは救世主?

第 19講  克己心、連帯、そして不屈

補講その5  この世で一番サディステックなのは…

第 20講  本と深い仲になる、とは結局どういうことか?

索   引

 

[書名]『不屈に生きるための名作文学講義』
[著者] 大岡 玲
[発売日] 2016年3月9日
[定価] 852円+税
[判型] 新書
[頁数] 288頁
[ISBN] 978-4-584-12499-9