これまでに数万人を超える日本人の英語指導をしてきた、英語学校「エートゥーゼット」主宰のデイビッド・セインさん。彼だからわかる、日本人が勘違いしやすい英会話フレーズをピックアップ! たったの1語足されるだけで、まったく意味が変わるフレーズを紹介します。

 日本語には日本語特有の、英語には英語特有のルールがあります。日本人にほとんど意識せずに使っている日常表現でも、他言語圏からみたら「???」な表現をしている場合も。たとえば、「て・に・を・は」に代表される助詞。ほぼ無意識に区別をしている言葉でも、改めて違いを聞かれると説明に困ってしまう人が大多数ではないでしょうか。例えば、「山に行く」と「山へ行く」。微妙な差ですが、この1語のニュアンスの差を知らず知らずのうちに巧みに使い分けているのです。

1語変わるだけで意味が激変!?

 日本語の助詞の場合はわずかな差ですが、英語の場合はたったの1語、“ちょい足し”をするだけで意味が激変してしまうフレーズが少なくないのです。とくに、日常生活でほとんど英語にふれない日本人にとっては、いっそう勘違いしやすいことも。ビジネス編の記事が好評の、『「ちょい足し」英語で、ネイチィブのように会話ができる!』の著者・デイビッド・セインさんに解説していただきます。

 

“ちょい足し”で激変! 英会話①

I went by taxi.   タクシーで行きました。

 これに“ちょい足し”するのは冠詞のひとつ“a”。“taxi”を“a taxi”に変えるとどう変わるでしょうか?

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