二つの悔しさ

ついに先週、四国アイランドリーグが開幕した。
開幕戦の対戦相手は香川オリーブガイナーズ。この連載でも書いてきたトライアウトでお世話になり、西田監督や伊藤コーチもいるチームだ。
結果は見事7対2で勝利。チームは幸先のいいスタートを切れたのだけれど、残念なことに僕はベンチ入りをすることすらできなかった。


正直、悔しかった。
自分の実力がまだまだ足りないことは分かっていたけれど、やっぱり勝負の世界。特別な一日、特別な試合だったからみんなと勝利を目指して戦いたかった。
悔しさをひしひしと感じさせる「現実」は、僕にプロの世界は甘くないぞ、と教えてくれているようだった。
悔しかったのにはもうひとつ理由がある。
実はこの開幕戦に合わせて相方のやまうっちゃんが開幕戦の行われる香川に来てくれていたのだ。相方が来ると聞いたのは数日前。まだメンバーの発表もされていなくて、来ると聞いたときは、安くない交通費のことや、仕事のこと、僕がわがままで野球をやらせてもらって迷惑をかけていることなど、たくさんのことが頭に浮かんできて、せめてマウンドに上がる姿を見てもらいたいと思っていた。

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