「ドラゴン人物(じんぶつ)文(もん)ペンダント」 1世紀 ティリヤ・テペ出土、金・トルコ石・ラピスラズリ・ガーネット・カーネリアン・真珠、アフガニスタン国立博物館蔵 ©NMA / Thierry Ollivier

  中央アジアの内陸部に位置するアフガニスタン。その北部にはシルクロードが広がり、南部にはインドへ至る交通路があった。

 こうした地理的要因から、アフガニスタンは東西の文化の交流点となり、南方のインド文化も流入するなど、「文明の十字路」として栄え、いまも残る美術品の数々は世界の人々を魅了した。

 しかし、1979年のソ連の軍事介入とそれに続く内戦などにより、秘宝が失われることを危惧したアフガニスタン国立博物館の職員たちが、秘密裏に重要な文化財を運び出し、地下金庫へ保管していたのだった。そして内戦終結後の2004年4月、再び金庫の扉が開かれ、守られていた秘宝が公開された。

 そんなアフガニスタンの秘宝を公開する、特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」が、東京国立博物館で開催されている。

「マカラの上(うえ)に立(た)つ女性像(じょせいぞう)」 1世紀 ベグラム出土、象牙、 アフガニスタン国立博物館蔵 ©NMA / Thierry Ollivier

  戦禍をくぐりぬけ、守られてきたアフガニスタンの秘宝を観て、往時のオリエンタルな歴史の香に浸ってみてはいかがだろうか。

【開催概要】
期間:~6月19日(日)
場所:東京国立博物館 表慶館(上野公園)
開館時間:9:30~17:00(土・日・祝日および5月2日【月】は18時まで、
     金曜は20:00まで)
休館日:月曜日(5月2日は開館)
観覧料金:当日券 一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円
    (全て税込み)
*その他、詳細については下記URLまで。
オフィシャルサイト:http://www.gold-afghan.jp/