今年は7年目ごとの申、寅の年に行われる天下の大祭、諏訪大社の御柱祭。
諏訪の御柱祭は、直径3m、高さ17mもある樅の木を山から伐り出し、里の諏訪大社の4つのお宮境内の四方に御柱を建て、神様をお招きする。4本の御柱に囲まれた場所は聖域となり、神様の生命力が再生される。2013年は伊勢神宮の式年遷宮で、20年に一度、社殿を作り替えることにより、神様の生命力を蘇えらせるとされている。

photo-1

 諏訪大社では、諏訪湖の南に前宮、本宮のある上社、北に春宮、秋宮のある下社があり四つのお社がある。それぞれの境内の四方に柱を建てるので、16本の巨木を山からお社まで1ヶ月かけて人力で運ぶ。道中には大曲、急坂、川越えの難所があり、そこが見ものとなり、大勢の観覧者がやってくる。一本の巨木を運ぶにも千人近い人がかかわるから、「人を見るなら諏訪の御柱祭」と言う言葉もあるほど、諏訪は人で溢れる。4月は山出しといって里まで曳く。5月は里曳きといい、里で迎えられ神社の境内に建てられる。

 上社の山出しが4月2日~4日に行われた。
4月2日、午前7時半。綱置場に並ぶのは八ヶ岳の東俣国有林内から伐り出された上社の御柱8本。里の諏訪大社に向けて出発し御柱街道を下る。3日間に渡っての上社の山出しが始まった。

photo-2/神職によって御柱が清められる「綱渡り」。
Photo-3

 

photo-4/木遣りが森の中に響くと、さぁ出発。曳き子によって勢い良く綱が曳かれる。
photo-5/上社の御柱は、直径約1m、長さ約17m、重さ約10トン。両端にツノのようなメドデコをつけ、これを左右に揺らしながら行く。