4月25日日曜日まで、300種類100万本のチューリップが畑一面に咲き誇る「2016たんとうチューリップまつり」が、兵庫県豊岡市で催されている。今年で25回目を迎え、毎年7万人が訪れ、今やすっかり但東の春の風物詩となっている。

C)不二家のマスコットキャラクター「ペコちゃん」

目玉は5種類、10万本のチューリップで描かれたアート。今年は、不二家のペコちゃんがモチーフだ。近くからだとわからないが、畑の側に作られた展望台に昇って眺めると、ペロリと舌を出したおなじみの女の子の笑顔が眼前にパアーっと広がる。

準備は前年秋に始まる。植え付け設計図をもとにスタッフが畑に棒を差し、それらに紐を張ってキャラクターの下絵を畑に示す。そして、訪れた人が眺めることになる高台から確認し、できるだけリアルなアートになるよう微調整。かなり複雑な線引きで、慣れているスタッフだからこその作業だ。下絵が完成したら、球根を手作業で植えていく。色を間違えていないか、きれいな絵画となるよう間隔が上手くとれているか……。春になってのお楽しみというわけだ。

兵庫県唯一の球根生産地だった但東町。チューリップまつりが始まったきっかけは、高齢化により減少していく栽培農家の人たちば、「最後に花を咲かせたい!」と思ってだという。イベントに町民の気持ちが一つになってゆく中、「花でアートを描いてみよう」というアイデアが浮かんだ。

ドラえもんやトトロも……

アートは第3回目から始まり、今までに「風車」や「こうのとり」「ペンギン」「明石海峡大橋」、そして「ドラえもん」「トトロ」「宇宙戦艦ヤマト」「ハローキティ」などなど有名キャラクターが登場してきた。

また、会場では地元の農産物を使った食事やお土産が販売され、コンサートなども催される。今年は森林遊歩道も作られ、100万本のチューリップを眺めながら一息つけるカフェもオープン。また、植えられたチューリップを摘んだり、球根ごと掘って持ち帰るコーナーもある。

最後の週末を満開のチューリップで楽しみに出かけよう。

 
「たんとうチューリップまつり」
場所/兵庫県豊岡市但東町畑山「たんとう花公園」(赤花そばの郷付近)
日時/4月24日日曜日まで。9:00〜17:00
入場料/高校生以上700円、中学生以下無料
交通/ JR山陰本線豊岡駅から全但バス「出石」行き「出石」で下車。「出石」から全但バス「奥藤・赤花」行き「モンゴル博物館前」で下車して、徒歩20分(※土日は博物館前などから会場までの巡回バスあり)。
問合せ/☎0796-54-0500 但東シルクロード観光協会へ