「大坂の陣」で真田丸を築き、奮戦した真田信繁(幸村)。東京都江戸東京博物館で開催中の2016年NHK大河ドラマ特別展「真田丸」では、そんな信繁の数少ないゆかりの品や、彼が生きた時代を映す歴史資料が展示されている。
 

■展覧会に行けば、大河ドラマが10倍楽しめる!?

 展覧会は真田信繁愛用の品々の紹介から始まり、武田家家臣時代から第一次上田合戦、小田原攻め、関ヶ原合戦、大坂の陣……と、信繁の生涯と彼が生きた時代をたどっていく。4月28日(木)に開催された開会式では、江戸東京博物館の館長・竹内 誠氏が「展覧会を見ると史実が分かり、大河ドラマが10倍面白くなると思います」と語った。

 信繁肖像の根本画像とされている「真田信繁画像」や、真田家の六連銭紋が入った「鹿角・六連銭文旗指物」は、歴史好きなら本や雑誌などで一度は目にしたことがあるはず。「川中島合戦図屏風」(期間中展示替えあり)や「長篠合戦図屏風」(5月31日~6月19日展示)、「関ヶ原合戦図屏風」(期間中展示替えあり)といった図屏風は、細かく描かれた武将たちの姿につい見入ってしまう。関ヶ原合戦の状況を描いたという「関ヶ原合戦絵巻」には、本戦以外の諸地域の戦闘も描かれており、真田信繁や小松姫(信繁の兄信之の妻)などの姿も見受けられるのが面白い。

開会式に特別ゲストとして参加した、堀田作兵衛役の藤本隆宏さん(右)とオフィシャル応援勇士の小日向えりさん(左)。

 また、現存する最古の信繁書状「弁知行宛行状 諏方久三宛」をはじめとした書状の展示も多く、九度山で蟄居生活中の信繁が焼酎を頼んだという「真田信繁書状 左京宛」も見ることができる。そのほか、兄信之所用の品々や上杉景勝所用の具足といった、信繁と同じ時代を生きた名だたる武将たちゆかりの品など……。ここぞとばかりに「真田丸」関連の品が集結している。開会式に特別ゲストとして来場した堀田作兵衛役の藤本隆宏さんとオフィシャル応援勇士の小日向えりさんも、「本当に貴重な資料が集まっていた」(藤本さん)、「各所の真田の宝物が一度にこんなに集まることはもうない」(小日向さん)と、それぞれ語った。

 東京展の後は上田展、大阪展と巡回するNHK大河ドラマ特別展「真田丸」では、会場によっても展示される品が異なっている。同じ会場でも期間ごとに展示替えがあるため、見に行く時期によって展示品が変わる。展覧会の図録は全会場の展示品を収録しているので、是非チェックしてみてほしい。見られなかった品々を解説付きでじっくり見ることができる。

 大河ドラマを見ている人も、そうでない人も、このまたとない機会に足を運んでみては。
 
【展覧会概要】
2016年NHK大河ドラマ特別展「真田丸」東京展
会期:2016年4月29日(金・祝)~6月19日(日)
会場:東京都江戸東京博物館(東京都墨田区横網1-4-1) 1階特別展示室
開館時間:9時30分~17時30分(土曜日は19時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(5月2日、16日は開館)