「久月」が取り組む、伝統文化の継承の取り組み

 人形の久月の伝統と技術を伝承する久月人形学院の「春の人形作品展」が東京浅草・浅草文化観光センターで4月29日から5月5日され、多くの来場者で賑わっている。

会場には外国人の姿も

 東京・浅草橋に本店を構える人形の久月。千年以上の歴史を誇る人形の伝統文化を継承・発展するために人形学院を開校したのは39年前。伝統の技術や製法に触れることで、日本の文化、ひいては四季への理解、物への愛情を深め、豊かな人生を歩んでもらう為、「一人でも多くの人につくる喜びを」をモットーに、今現在は全国の3万余りの生徒の方が学ばれ、その中でも優れた技術を得た方が先生として、教える立場となった方も三千人あまりいる。

 この「春の人形作品展」は台東区の後援で、浅草文化観光センターで開催され、今年で4回目の開催となるが、過去3回は2000名を超える来場者があり、土地柄外国の方も多く来場される。

日本人形への既成概念を崩してくれる作品に出会えるのも魅力

 人形というと、どうしても雛人形や五月人形を想像してしまうが、今回展示されているものは、「木目込人形」や布細工の一種の「押絵」など多種多彩なものが並び、作品の内容は多岐に富んでいる。木目込人形では源氏物語に描かれる「胡蝶」の場面など、一度見れば、日本人形という既成概念が崩れてしまうほどだ。

 作品も初心者から熟練の先生レベルの作品まで約120点。どの作品も力作揃いで、人形への愛情が籠っているのがわかる。柔道や剣道ではないが、人形作りにもランクがあり、全部で13のランクに分かれているそうだ。ある一定のランクに到達すると、生徒から教える先生へとなることができ、自宅やホールなど教室を開催できるそうだ。

 また、今回は作品展と同時開催で木目込人形と押絵の「体験講習会」を行っている。開催は5月3日4日13:30~16:30で教材費のみ500円(税込)がかかる。

体験講習会。写真は昨年のもの。

 興味はあるが、教室に通うのは少しハードルが高いと感じている方にも良い機会なので、一度足を運び、体験会に参加するのも、せっかくのGWを有意義に過ごす手であるかもしれない。
 もし遠方で浅草まで足を運べない方でご興味のある方は久月のHPからお近くの教室も検索することができる。

久月URL http://www.kyugetsu.com

第4回「春の人形作品展」
日時:4月29日(金)5月5日(木) 10:00~20:00(最終日は15時まで)
会場:浅草文化観光センター 7階ホール
主催:久月人形学院
後援:東京都台東区
入場無料