数々の映像作品で、“名脇役”として存在感を放っている俳優・片桐仁さん。一方で、主役もやってみたいそうです。

 

過去の主演作品、「もっとできることあった」

 主役はやりたいですよ! 本格的にお芝居を始めてから12年になりますからね。だからってキャリアを積んだつもりはなくて、ただ時間が経っちゃっただけなんですけどね(笑)。
 これまでも映像では主役をやらせてもらったことはあるんですよ。ドラマだと2008年の『ザ・クイズショウ』で、映画は2010年の『聖家族~大和路』の2回ですね。主役は経験しているんで、「今やったら、多分、前とは違うだろうな」とは思っています。
 主役ってキャストの「座長」になるんです。簡単に言えば「出演者のまとめ役」とか「その現場の空気を作る人」みたいな感じになるんですけど、過去2回、主役をやらせてもらった時は「思ったことをもっと言ったほうがよかったな」って、今振り返れば感じるんですよ。
 でも、当時の現場では、「監督がOKって言ったからいいか」みたいな、なんていうか、軽く考えていた部分があったんですね(苦笑)。そんな自分がいながらも、いざ作品が完成して試写会とかで観ると、「あのシーンは監督にお願いして、もう1回撮り直してもらえばよかったな」って感情が沸いてきたり……。もちろん、自分がそう言ったところで監督が、「このままでいい」と言えばそうなるんですけど。ようするに後悔しちゃっていた部分があるんです。
 舞台では共演者と一緒にいる期間が長かったりするので、嫌でもコミュニケーションをとっていかないといけないんですけど、共演者との時間が短いドラマや映画でもこれからは積極的に声をかけていこうかな、と。監督や共演者たちに鬱陶しがられても臆病にならないで、ダメなところはダメと言ったりとか。主役になったら、ですよ!
 とはいえ、必ずしも主役をやりたいわけじゃないんですよね。その他の役でも魅力的なキャラクターはたくさん出てくるだろうし。だって主役、大変なんですもん!

 

明日の第七回の質問は「Q7.“モジャモジャ”を切った理由を教えてください」です。