江戸時代からファストフードとして親しまれる
立ち食い寿司は、早い、安い、旨いが真骨頂。
今回は、このゴールデンウィーク中にも
ぜひ訪れたい、池袋の二つの名店をご紹介しよう。

 さくら寿司(池袋駅)

常時60種ほども揃う
豊富なネタを食べ比べ

 客の8割がリピーター。なかには一週間毎日通う熱烈な常連もいるというこの店。回転寿司とそう変わらぬ価格で、カウンターの寿司屋に劣らぬネタが味わえるのだから、つい足が向くのも頷ける話。そんな店の魅力について、もう少し紐解いてみよう。
 まずおいしさの基本はネタの鮮度。大量に仕入れることで価格を抑え、回転を良くすることでいつでも新鮮な魚が並ぶ、という好循環がこの店の日常だ。特に店長がことさらのこだわりを込める鮪は、希少で高価な本鮪を準備。これが赤身なら1貫100円、中トロでも1貫250円というのだから、安さのほども窺えるだろう。また、グランドメニュー以外に旬のおすすめメニューが多いのも特徴。全部で60種以上という豊富なネタの種類も魅力のひとつとなっている。基本は2貫ずつの注文だが、希望すれば1貫だけでも握ってもらえるので、いろいろ食べ比べられるのもうれしい。
 つけ場に立つのは経験豊かなベテラン職人たち。それぞれ別の店で腕を磨いてからここへ来ただけに、惚れ惚れするような鮮やかな技を眺めることができる。良いネタ、良い腕、良い価格。これは毎日だって通いたくなるはずだ。

本鮪中トロ1貫250円。ここに来たらぜひとも味わいたい看板メニュー。本鮪赤身1貫100円、本鮪大トロ1貫350円のほか、3種を一度に味わえるお得な本鮪三点盛600円もある。
握り9貫と巻物で1,000円というランチ限定メニューが登場する昼や夕方以降は混雑。生ビール430円を片手にゆったり楽しむなら昼下がりの時間が狙い目だ。
さくらずし
JR山手線ほか池袋駅から徒歩3分
豊島区西池袋1-1-30 東武ホープセンター
03-5960-3242
営10:00 ~ 22:00
無休

 

 立喰 美登利 Echika池袋店(池袋駅)

毎日でも通えるような
立ち食い価格がうれしい

 梅丘の美登利といえば、寿司好きの間ではおなじみの有名店。手頃な価格と新鮮なネタで、いつも絶えない行列が当たり前の光景だ。
 そんな人気店がはじめて手がけた立ち食い寿司の店がここ。名店の威信をかけたネタ、伝統の技術、そして1貫50円からという驚愕の価格。もちろんこちらも、行列は必至。多少時間に余裕を持って訪れる必要があるが、それを差し引いても有り余るおいしさが待っている。ネタはすべて産地表記があり、黒板には錚々たる名産地がずらり。旬の天然物も登場し、訪れる度に新たな楽しみがあるのもいい。小ぶりなシャリや酢の塩梅も絶妙だ。名店らしい安定感が、価格以上の満足を約束してくれる。

サーモン70円、あじ70円、中とろ100円、うに軍艦200円。シャリは山形産のはえぬき100%。業界での評価が高い、寿司に最適な米。
もっとも高い極上トロと極上ウニが300円。握りは1貫から注文できるので、一人で来店してもいろいろ食べ比べることができる。生ビール400円、冷酒は700円。
たちぐい みどり エチカいけぶくろてん
東京メトロ副都心線池袋駅から直結
豊島区西池袋3-28-14 Echika池袋内
03-3984-0075
営11:00 ~ 22:30LO
休Echika池袋に準ずる

こちらのお店以外にもまだまだ行きたくなるお店がてんこ盛り!
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