お笑い芸人としてのキャリアを着々と重ね、今や「中堅」的立場になった片桐仁さんに、芸人になるために必要な条件があるかどうかを聞いてみました。

 

小さな仕事をコツコツ続けていくこと

 運です(笑)。それって絶対に大きいと思いますよ!
 1999年に『爆笑オンエアバトル』(NHK)がスタートしたこともそうだし、その直前に単独ライブがあって、そのちょっと前に「NHK新人演芸大賞」の決勝に行けたこともそう。もっと若い時期だったら落ちていたはずなんですよ。
 今でも事務所の社長に言われますからね。「お前は本当に運だけでやってきているよな」って(笑)。それ以外の要素もあるんでしょうけど、運が全くなかったらこの世界にいられなかったと思うんですよ。
 「運」っていうのは芸能人だけに言われることじゃないと思うんですよねぇ。この前も『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)に出演しているマギーさんと、「ドラマに出ているって、どんだけ運がいいんだろう」って話しましたけど、それって、誰にでも当てはまることなんですよ。

 でも、「運だけです!」って言っちゃうのも説得力がありませんよね(笑)。なんだろう? 成功する、しないは置いておいて、やっぱり続けていくことが大事なんじゃないな、とはすごく思いますよね。
 ラーメンズとしての活動は7年間やっていませんけど、僕自身の舞台活動はめちゃくちゃやっているんですよ! 多ければ年間で5本は出ることありますし。よく、一般の方から「最近、何やっているんですか?」って聞かれることがあるんですけど、そう言われるとショックですよねぇ(苦笑)。
 仕方がないことだとは思うんですよ。見る側にとってはテレビや映画に出る機会が少なければ、「消えちゃったのかな?」っていう気持ちがあるのは。でも、僕はちゃんとやっていますから! 本人たちからすれば、主役とか与えられる役割ってあんまり関係なくて。とにかく仕事を一生懸命にやることしか考えてないんです。どんなに小さな仕事でも続けていけば生きていくことはできるんですよ。

 オンバトが始まった年から講談社での粘土の連載が始まったんですけど、3誌を渡り歩いていまだに続いていますからね。17年ですよ! 『TV Bros』は13年です! もう、奇跡ですよ!! だから、最初は運なのかもしれないですけど、そこで手にした仕事とかはコツコツと続けていくことが結果的には良かったんだろうなぁって今はすごく感じます。

 

明日の第十一回の質問は「Q11.芸能人としての将来に不安を感じることはありますか?」です。