いつも二人のお子さんとの楽しげな写真をSNSにあげていたり、ついには親子で一緒に本まで出してしまうほど、家庭的な印象が強い片桐さん。家族円満の秘訣はあるのでしょうか?

 

大事なのは「コミュニケーション」

 まず「嫁の言う事を聞く」です!
 これは、秘訣というよりは心がけですね。僕は不規則な仕事をしているので家族と一緒にいる時間がそんなに長くないんです。次男はまだ5歳と可愛い年頃なんでまだいいんですけど、長男は小学6年生で最近、反抗期が始まったんですよ。家族で外食をしても、食べたいメニューを口で言わずに指だけで「これ」みたいな。
 多感な時期だし、僕は「しょうがないかな」って思うんですけど、嫁は子供達といる時間が長いわけですからそういう感覚ではないんです。たまに家族全員でいると「怒ってくれ」とは言われるんですけど、なかなか難しいですよねぇ。

 小学6年生にもなると、勉強ができる子、スポーツが上手な子、あとはカッコイイとか見た目をなんとなく判断できるじゃないですか。長男は僕に似てスポーツは苦手だし、勉強のほうはよくわかりませんけど、自分で卑屈になるところがあるんじゃないですか? そろそろ「俺なんて」みたいな気持ちは出てきてると思うんですよ。
 最初は「それはよくないな」と思って怒鳴ったりもしたんですけど、そうなると今度は親に何も言えない子供に育っちゃうから。「反抗したら怒られる」みたいに思っちゃって“イップス”になるというか。たまに学校の保護者会とかに行くと、長男は学校では結構意見を言ったりするらしいんですよ。そういう話を聞くと、やっぱり子供の個性を伸ばしてあげたいし。自分に劣等感を抱くこともあるんだろうけど、だからといって「頑張れ」とか簡単に言っちゃうのは無責任かなって。それよりも、「お前はどうしたいんだよ」とか、極力、子供の話を聞いてあげようとは思いますよね。

写真/花井智子

 やっぱり、コミュニケーションは大事じゃないですか。だから、僕にできることは可能な限りしていきたいな、と。そこで出した本が『親子でねんど道』(白水社刊)です! 発売されたばかりです(笑)。自分の特技を家族に還元した一冊となっております。これで子供や嫁との絆を深めていきます。
 とまあ……最後はまたまた宣伝になってしまい申し訳ありません! 「職権乱用」とか言わないでくださいね。僕だって、幸せな家庭を築くのに必死なんですから!!

 

明日の第二十八回の質問は「Q28.最近の若者の恋愛事情をどう思いますか?」です。