これまで芸人、俳優、彫刻家など、多岐にわたる活動をしてきた片桐仁さん。今後はどのような活動をしていきたいか、お聞きしました。

 

「年相応の立ち振る舞いを」と考えると、
仕事が面白くなくなるので……

写真/花井智子

 真面目な話をすると、「仕事をいただけるだけありがたい」って思っているんです。
 「ラーメンズを復活させてほしい」という声も多く聞きます。でも、その前にやれることをしっかりやろう、と。「これから、もっと楽しいことが待っているんだ」と思えば、なんだって頑張れるじゃないですか!
 僕、42歳なんですけど、この業界では図らずも中堅なんですね。現場によっては最年長だったりするんです。個人的には芸人を始めた頃となんにも変わっていないし、もっと言えば14、15歳の時と同じだと思っていて。本当なら「もっとしっかりしないと」とか、年相応の立ち振る舞いとかしなくちゃいけないんでしょうけど、そればっかりを意識してしまうと仕事が面白くなくなるんで。

 ある時、春風亭昇太さんが、「50代は不安だけど、70代になったらめちゃくちゃ面白い落語がをできる自信がある」と言っていたんですね。「面白いこと言うなぁ、この人」と感心しちゃったんですけど。やっぱり大変な仕事とかでも、「楽しく生きていくためには?」って考えてやらないとダメなんですよね。

 だから、これからは目の前の仕事をしっかりこなすと同時に、自分がやりたいことを実現させるための準備もしていこうかな、と。粘土で言えば、小学校で子供たちに粘土の楽しさを伝えるワークショプみたいなイベントを全国各地でやってみたいですよねぇ。ラーメンズをリアルタイムで見てきた人たちのなかには、子供を持つ親も多いでしょうし。
 地道にやっていきますよ。仕事を楽しくやれば人生も潤うだろうし。本当はお金をたくさん稼ぎたいですけど、あんまり欲を出しても仕方ないですからね。宝くじとか結構買っているけど、全然当たらないし(笑)。

 

明日の第三十回の質問は「Q30.片桐さんにとって、小林賢太郎さんはどのような存在ですか?」です。