今や飛ぶ鳥を落とす勢いで坂道を駆け上り続ける、乃木坂46。
そんな彼女たちが、5月25日(水)に2ndアルバム『それぞれの椅子』を発売、
早くも好調なセールスを記録しています。

そこで今回は選抜メンバーである、衛藤美彩、伊藤万理華、秋元真夏の3人が、
アルバムに収録されている楽曲を、さまざまな角度から徹底解説!

【前編】では、3人が参加した新曲と、1stアルバム『透明な色』では収録されなかった
新録曲を通して、アルバムの魅力や、自身のことを語り尽くしてもらいました。

初めて披露される㊙エピソードも続出!
それでは、どうぞ!

 

 

衛藤美彩

Profile:1993年1月4日生まれ、大分県出身。「みさ先輩」と慕われる23歳。<Type-A><通常盤>収録「空気感」では、白石麻衣、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理とともにお姉さんグループでユニット曲を。

 

劇場がない私たちにとって「きっかけ」はあのライブ

 

ーー今回は2ndアルバムについてのインタビューということで、まずは衛藤さんが参加されている新曲を中心に訊いていきたいと思います。

衛藤 はい、よろしくお願いします!

ーーさて、今回、選抜メンバー全員が参加されている新曲が、『きっかけ』と『太陽に口説かれて』の2曲ですね。まず『きっかけ』からですが、この楽曲は非常に乃木坂46らしい楽曲、という印象ですね。

衛藤 そうですね。私自身もレコーディングで歌っていて、乃木坂46らしいピアノイントロで始まるところが…他のグループとは違う、乃木坂46というグループが持つ独自の雰囲気をあらわしている曲だなって言うのは感じていたんですね。でも、こうして出来上がって聴いてみると、そのときとはまたちょっと違う表情にも見えてきています。今の時点(インタビュー時)ではまだ振り付けとかもしていないので、ライブで披露するとどうなるんだろうかという楽しみがあります。いろんな色を見せてくれる曲というか、やっぱりピアノイントロで始まるこういう曲は、ゆっくり育ててみなさんで歌いこんでいく楽曲だと思うので、ファンのみなさんに長く愛していただけるような楽曲になるといいなって思いますね。

ーーライブで披露する日が楽しみですね。

衛藤 はい。一日も早く…それに何度も披露してみたいですね。やっぱり曲が良くなっていくのって、ライブでのファンのみなさんの力がすごく大きいと思うんです。(ライブでは)振り付けとかも入ってくるし、音源だけとは雰囲気がまた違ってくるので。そういった意味で『きっかけ』は…前回のアルバムのリード曲である『僕がいる場所』もそうなんですが…シングルの表題曲と違ってあんまり世に出ない曲ではあるので、これからライブでも定番曲になるような曲にしていきたいなって思います。

ーー今、お話に出た『僕がいる場所』もまさにそうだと思うんですけど、これまでで特に「ライブで育った」という曲はありますか?

衛藤 うーん…初期の頃の曲でいうと、『ハウス!』という曲が…。

ーー『ハウス!』は今回のアルバムにも初収録されていますね。

衛藤 はい。その『ハウス!』で、メンバーが「好き!」って投げかけると、ファンのみなさんが「好き!」っていう掛け声で返してくださるのとか、象徴的ですよね。乃木坂46って、アップテンポな曲ってわりと少なかったりするので、貴重な曲だと思いますし。昔から歌い継がれているというか、ライブで必ず盛り上がる曲でもありますね。

ーー衛藤さんの中で特にアルバム曲…というか、シングルの表題曲以外の楽曲っていうのは、お客さんと一緒に育って行くという感覚なんでしょうか?

衛藤 そうですね。むしろファンの方たちが引っ張ってくださるというか。そのときのノリで出てきたものがどんどん浸透していくっていう感じですね。

ーー歌詞にもありますが、「決心のきっかけ」になった出来事、活動して行く中でのターニングポイントとなったことはありますか?

衛藤 まずはグループの中でのターニングポイントということだと、大きな転機だったなっていうことはいっぱいありましたね。生駒(里奈)ちゃんが総選挙に出てAKB48と兼任になったり、(松井)玲奈さんが交換留学生として来てくださったりとか…いろいろあるんですけど、一番は、西武ドームですね。

ーー2015年に開催された、真冬の極寒の中での3周年バースデーライブですね。確かにあれはファンの間でも伝説的な出来事と言えます。

衛藤 あのマイナス7℃の中で、ファンのみなさんも凍えて大変で、私たちも白い息が出ちゃうぐらいな中でやりきったってことは…劇場がない私たち乃木坂46にとって、自信に繋がったライブだったと思うんです。もちろん課題もいっぱいあったんですが…。乃木坂46って、アンダーメンバーはたくさんライブをしているんですけど、選抜はバースデーライブと夏のツアーしかライブがないんですよ。なので、やっぱりパフォーマンスとかも磨かなきゃいけないのに、なかなか時間もない中で…あの約7時間半ライブっていうのが、グループにとってすごいターニングポイントになったと思いますね。あれがあったから、さまざまなことを乗り越えられた気がしますね。

ーー個人的には?

衛藤 13枚目のシングル(『今、話したい誰かがいる』)で初めてフロントに立たせていただいたのは、今までアンダーから頑張ってきたひとつのかたちとして、ファンのみなさんに恩返しができた…立ち位置という意味で、目に見えるかたちとして恩返しができたシングルだったので、またここから立ち位置とかにこだわらず頑張っていこう、っていう再スタートのような思いでしたね。

ーー「立ち位置にこだわらない」というのは…?

 

次のページ 『それぞれの椅子』は一本のライブのようなアルバム