たんぱく質、脂質、食物繊維など、大豆には、豊富な栄養成分が含まれている。しかし、大豆のパワーはそれだけにとどまらない。実は“大豆ならでは成分”に、さまざまな健康機能効果が秘められているのである。

 

いわゆる「死の4重奏」といわれるのが、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病だが、大豆をよく食べる地域の人々には肥満が少なく、血圧・コレステロール値が低いうえ、心臓病やそれによる死亡が少ないといわれている。

もちろん日本もそのうちのひとつ。世界一の長寿国となった大きな要因として、米飯を中心として、おもに魚や大豆などから、生活に必要なタンパク源を取り入れるという、昔ながらの食文化があると考えられているのだ。

 

ちなみに、大豆の特有成分には「大豆たんぱく質」「大豆イソフラボン」「大豆オリゴ糖」「大豆サポニン」「大豆レシチン」などがあり、大豆レシチンには血中コレステロールを下げる作用、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンには、更年期障害を軽減する作用など、それぞれが独自の役割をもって、われわれの健康を支えているのである。

 

▲にんじん、ごぼう、昆布など他の食材と炊き合わせることでビタミンやカロチンなど大豆ではほとんど含まれない栄養素を補うことができる