9月4日に開園15周年を迎えるディズニーシー。恒例の夏イベント「ディズニー・サマーフェスティバル」が大盛況のパークに、この夏、遊びに行く計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
 魅力的なアトラクションやショーが数多くあるディズニーシーですが、ここでは、人とはちょっと違ったツウな楽しみ方をご紹介。解説してくださるのは、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』の著者・みっこさん。十数年間パークに足を運んだからこそ見えてくる、新しいパークの魅力を解説します。

◆ディズニーシーの“音”に耳を傾けてみよう

写真を拡大 視覚、味覚、そして「聴覚」。ディズニーシーにはゲストの五感を楽しませてくれる仕掛けがたくさんあります。

 つい予定を詰め込み、慌しく過ごしてしまいがちなディズニーシーですが、足を止めてみると、さまざまな発見があります。
 例えば、パークの雰囲気を盛り上げるために欠かせない、ディズニーシーで流れている数々のBGM。ディズニーランドでは、どこかで一度は聞いたことのあるような、ディズニー映画の音楽が流れていますが、ディズニーシーでは、7つのテーマポートそれぞれのためにつくられたオリジナルのBGMも楽しむことができます。
また、
「シーには“BGMではないBGM”と言えるものも多くあります。例えば、ミステリアスアイランドで時折聞こえてくる風の音火山周辺から噴き出る蒸気山肌に吊るされた削岩機(さくがんき)の車輪が回る音削岩機に水が注入される音、そして時々噴火するプロメテウス火山の轟音(ごうおん)など、非常に凝った“音”で私たちを非日常の世界へと案内してくれます」(みっこさん)
 神秘の島の「ミステリアスアイランド」、イタリアの港町をモチーフにした「メディテレーニアンハーバー」、中央アメリカの未開の地という設定の「ロストリバーデルタ」など、ディズニーシーには多彩な7つのテーマポートがあります。丁寧につくり込まれた景観はもちろんですが、そこで流れている音楽にも耳を傾けてみると、新たな発見があるかもしれません。

 とくに、20世紀初頭のアメリカを舞台にしているテーマポート「アメリカンウォーターフロント」には、このエリアならではのおもしろい演出が隠されています。
「アメリカンウォーターフロントのブロードウェイには、演劇関係の養成所やタレント事務所などが並んでいます。この通りを歩いていると聞こえてくるのは、発声練習をする音やタップダンスをする音。発声練習の声は時々音程がはずれたり……なんていう細かな部分も注目してみてください」(みっこさん)
 さらに、日中と夜間でBGMが変わるという、こだわりも見逃せません。
「ロストリバー一帯では動物の声が聞こえますが、昼と夜で動物の種類や声が違っていたりします。また、パークのエントランスであるアクアスフィア周辺では、“朝は冒険に向かう高揚感を高めてくれるアップテンポな曲”が流れ、夕方から夜になると“冒険の余韻を味わうような静かな音楽”に変わる工夫もされています」(みっこさん)

 なかなか気にとめることのないディズニーシーのBGM。意識をして聞いてみると、細かなところまでつくり込まれていることがわかります。パークの魅力をぜひ、五感で味わってみてください。
<『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』をもとに構成>