木材を用いた上質な寛ぎのスペース 「ゆふいんの森」(運行会社:JR九州)  

 

木材を用いた上質な寛ぎのスペース
 「ゆふいんの森」(運行会社:JR九州)

JR九州では個性あふれる様々な列車を運行しているが、その先がけともいえるのが「ゆふいんの森」だ。JR発足から間もない1989年にデビュー、以来車両増備で運転本数を増やし、今でも後継車に負けず不動の人気を誇っている。

車両は専用のものが用意されたが、まずはその個性的な姿に圧倒される。ゆったりとしたレトロ感覚の流線型で、オリーブグリーンのメタリック塗装も印象的だ。さらにゴールドのラインやエンブレムもあしらわれ、気品あふれる姿となっている。このデザインは大きな評価を得て、増備車両も初代車両を踏襲した。 

「ゆふいんレディー」と呼ばれるアテンダントの笑顔に出迎えられ、車内へと進む。ちなみに女性アテンダントの活躍もJR九州の特長のひとつで、運転開始時から乗務している。 

車内もクラシカルで落ち着いた雰囲気だ。特に木材を多用、照明も工夫して柔らかみのある空間を演出しているのがいい。鉄道車両の場合、可燃物となる木材はタブーだが、「ゆふいんの森」では難燃処理を工夫することでクリアしている。この車内でゆふいんレディーのきめ細やかなサービスに接すると、その旅は心に深く刻まれる素晴らしい想い出となるに違いない。