今年の春に東京で開催された「生誕300年記念 若冲展」は大盛況で、実に多くの人が訪れました。最長で320分待ち、中に入っても大混雑で、落ち着いて見られなかった方も多かったことと思います。

日本は企画展が主流ですし、貴重なものを限られた期間内で見るためには、多少の我慢は必要かもしれません。ですが、日本には「すごい」美術館が実にたくさんあるのです。

先日、世界文化遺産に登録された国立西洋美術館といえば、ル・コルビュジエの建築ですが、中世から現代までの西洋美術史がしっかり学べる常設展が魅力です。

このように、日本全国に1000以上あると言われる美術館のなかから、所蔵品、建築、作家性などが素晴らしい美術館を全国より60館厳選して紹介します。

週末に、仕事帰りに、旅先の途中に、
まだ夏休みの予定が決まっていない人も是非、参考にしてみてください。


第1章  一度は見たい名品のある美術館
DIC川村記念美術館
東京国立近代美術館
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
山梨県立美術館
北澤美術館 他

第2章 ココロとカラダが喜ぶ美術館
モエレ沼公園
六花の森・中札内美術村
神奈川県立近代美術館 葉山
豊島美術館
鹿児島県霧島アートの森 他

第3章 訪れた人の心を揺さぶる美術館
神田日勝記念美術館
佐喜眞美術館
ねむの木こども美術館
無言館
絵金蔵 他

第4章 建築や庭が見事な美術館
地中美術館
MIHO MUSEUM
東京都庭園美術館
足立美術館
北川村「モネの庭」マルモッタン 他

第5章 鑑賞力がアップする美術館
国立西洋美術館
大塚国際美術館
金沢21世紀美術館
フジヤマミュージアム
和泉市久保惣記念美術館 他

第6章 スペシャルな個性が際立つ美術館
岩手県立美術館
ホキ美術館
岡本太郎記念館
戸栗美術館
石川県輪島漆芸美術館 他

 

【著者紹介】

藤田令伊(ふじた・れい)1962年、奈良県生まれ。アート鑑賞ナビゲーター、大正大学文学部非常勤講師。企画集団プラスリラックス共同代表。鑑賞者の立ち位置を大事にしながらアートの愉しみを広げる活動に尽力している。独自の視点によるアート情報サイト「ARTRAY」主宰。著書に『現代アート、超入門!』『フェルメール 静けさの謎を解く』『アート鑑賞、超入門!7つの視点』(すべて集英社新書)、『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』(秀和システム)がある。