ヴァイオリニスト•高嶋ちさ子さんが、7月25日(月)に東京•上野で催された「特別展 古代ギリシャ キッズデー」関連イベントに、スペシャルゲストとして参加。会場内に展示中の古代ギリシャの女神•アルテミス像の前で、ヴァイオリン演奏も披露した。思わぬゲスト登場に、子どもたちは大はしゃぎ。熱気に包まれた、東京国立博物館の特別なひと時をリポートする。

高嶋さんがアルテミス像の前でヴァイオリンを演奏

アルテミス像の前で、新しいアルバムからの一曲『スーベニアの眠る丘』を演奏する高嶋ちさ子さん。同展覧会の公式応援サポーターに就任した。

高嶋さんが登場した会場では、現在「特別展古代ギリシャ展 —時空を超えた旅—」が開催中。同展は7000年にわたる古代ギリシャの歴史を、ギリシャ国内の名品325件で追っていくというもので、そのスケール感の凄さが注目を集めている展覧会だ。
この日は、休館日の博物館に子どもたちが無料で訪れることができるという特別なイベントデーで、学芸員たちの特別解説が企画され、また塗り絵コーナーも設けられていた。

人間の理想美を追求したクラシック時代

高嶋さんは、時代ごとの展示ブースを回り、紀元前480年〜前323年までの美術品が並ぶ部屋で足を止めた。人間の理想美をどこまでも追求した「クラシック」と呼ばれる時代だ。そして、月の女神アルテミス像の前で、ヴァイオリンの独奏で、発売したばかりのアルバムからオリジナル曲『スーベニアの眠る丘』を披露。美しい音色で会場は幻想的な空間に変わり、場内にいた人々は皆、その調べにうっとりと聴き入った。高嶋さんによると、『スーベニア』には眠っている記憶を呼び起こすという意味があるという。「古代ギリシャ展はまさに、眠っている人類の記憶が蘇ってくるような展覧会。この曲がぴったりだと選びました」と選曲の真意を語った。

お尻があがっていて「うわぁ、良い身体してるな」

トークセッションでは、「私の楽器は1736年の物で、とっても古い物を常に持っているという気持 ちでした。でも、今日展示してある物はもっともっと古い物ばかりで、改めて人間の歴 史は長いなと思いました」と展覧会の感想を語った。ヴァイオリニストらしいコメントをする一方で、「彫刻は、お尻が上がっていて『うわぁ、良い身体してるな』と思いました。でも、古代ギリシャ人がみんな良い身体してたわけじゃないだろうから、特にきれいな人をモデルにしたんだろうなあ」と高嶋節が飛び出す一幕もあり、会場内は笑いに包まれた。

そして、「こういう彫刻って、見つけた人もすごいし、価値がある物だと気付いた人もすごいですよね。私がこれを裏庭で見つけたらどう思うかな……」とつぶやいた。また、子どもたちに向かって「みんなも公園で何かを見つけても、必ずお母さんに知らせなきゃダメだよ。もしかしたら億万長者になれるかもしれないから(笑)」とコメント。

特別イベントデーの一日、会場内は終始、大盛り上がりだった。

特別展『古代ギリシャ —時空を超えた旅—』
日時/9月19日(月•祝)まで 
休)月曜日
※8月15日、9月19日は開館。
時間/9:30〜17:00
※土日•祝は午後6時まで。
※金曜日および7月、8月の水曜日は午後8時まで。
※入館は閉館の30分前まで。
場所/東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
観覧料/一般1600円、大学生1200円、高校生900円(いずれも当日券)
※「長崎展」が10月14日(金)〜12月11日(日)
 「神戸展」が12月23日(金•祝)〜2017年4月2日(日)に開催予定。