暑い夏が本格的にやってきました。お子様の自由研究は進んでいますか?本日から三日間、自由研究のヒントになる?大人も楽しめるサイエンス入門を取り上げていきます。今日は第2弾、テーマは昆虫。日本のファーブル岡島教授による『4億年を生き抜いた昆虫』より。

93万種に及ぶ昆虫の定義とは

 

カブトムシとクワガタ

「虫」イコール「昆虫」ではありません。わたしたちが普段「虫」と呼んでいる生物は、昆虫とそれ以外の「虫」がいっしょくたにされています。

 では、昆虫とは何を指すのかということになりますが、これは生物分類上のグループ名です。

 昆虫とは、動物「界」節足動物「門」昆虫「綱」に分類される生物を総称したものです。ただし、生物分類法は、考え方のちがいや新しい知見の反映などにより、資料によっては少々の差異があることをご承知下さい。

 界、門、綱は、いずれも生物をグループ分けするときの単位で、界、門、綱の順に細分されていきます。綱以下は、目、科、属と続きます。

 そのなかで節足動物門は、動物界最大のグループです。これまでに100万種以上が発見されており、全動物種数のじつに85%以上を占めています。

 節足動物に分類される代表的な動物には、エビやカニなどの甲殻綱、蛛形(しゅけい)綱(クモ類)、多足綱(ムカデなど)などが挙げられ、昆虫綱もここに含まれます。