絶対に負けられない初戦、“コンパクト”に

 ワールドカップやオリンピックの短期大会において、「初戦が大事」とは常套句。特に今回のリオ・オリンピックでは、その意味合いがさらに強まると見ていい。

 日本は初戦にナイジェリア、二戦目にコロンビア、三戦目にスウェーデンと対戦する。ナイジェリアに対する勝ち点3が、その後の展開を左右するだろう。手倉森誠監督も、初戦には「120%で行く」と断言している。

 “アフリカ”と一括りにできない部分はあるが、やはり共通点はある。彼らは総じて身体能力が高く、各人が、個の局面で何とかしようとする傾向が強い。手倉森監督はナイジェリアについて、「攻撃時に後ろのフォローがない」「前線が守備に戻って来ない」と印象を述べている。分業されがちなナイジェリアの特徴は、全員守備、全員攻撃をベースとする日本代表とは正反対と言える。

 この正反対の特徴を、日本優位に持ち込むことができれば、一気に勝利は近づくだろう。その視点で、ナイジェリア戦における戦術面のキーワードを挙げるなら、“コンパクト性”と“オーバーラップ”。この2つに注目したい。

 全体が広がって間延びすれば、個人の対決になりやすい。つまり、ナイジェリア優位の展開だ。手倉森監督は、「コンパクトにやるなら4-4-2」と語っており、DFとMFとFWの3つのラインを縮め、守備ブロックを作ることを目指している。

 そして、その守備ブロックを、自陣ゴール前に置く大きなバスのように配置するのではなく、高い位置、つまり中盤に置きたい。そうすれば、ボールを奪った後にカウンターへ出やすくなるからだ。

 中盤に置く、「コンパクトな」ブロック。これがナイジェリアに通じるかどうかが、最初の大きなポイントになる。

日本は「サッカーの国」を熱狂させられるか。
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