オープンウィンドウで風を感じるトロッコ、山あいを縫うように疾走する山岳路線などなど、ダイナミックな体験ができる観光列車。季節ごとに表情を変える高原の車窓が魅力の列車を紹介する。 
 

「黒部峡谷トロッコ電車」


「奥出雲おろちループ」など見所満載
「奥出雲おろち号」(運行会社:JR西日本

出雲神話の地である中国山地を疾走。紅葉シーズンはとくに人気が高い。3段式スイッチバックや、神話の大蛇「ヤマタノオロチ」がとぐろを巻いた様を思わせる二重ループ車道「奥出雲おろちループ」などが愉しめる。

 

日本一険しいV字峡谷を駆け抜ける
「黒部峡谷トロッコ電車」(運行会社:黒部峡谷鉄道)

水力発電所の工事用軌道を基にした観光路線。全長20kmほどと短い区間ながら橋21カ所、トンネル42本を通過し、起伏に富んだ山岳風景を堪能できる。秋には自然が織りなす5色の風景「五段染め」が愉しめる。 

 

四国を代表する清流・四万十川に臨む
「しまんトロッコ号」(運行会社:JR四国)

四万十川を幾度も橋で渡り、清流を見下ろすことができる。欄干のない沈下橋付近は、絶好のビューポイント。なお、トロッコ車両に乗車できる区間は上りと下りで異なる。  

 

山肌を縫うように走り聖地高野山へ
「天空」(運行会社:南海電鉄)

見晴らしのよい西側に向けたワンビュー座席や、窓にガラスがない展望デッキを備える。竜王渓では、国道と川に架かる全長72kmの「上路トラス式」という珍しい橋梁を渡る。  

 

四季の風景を体感できる
「トロッコわたらせ渓谷号」(運行会社:わたらせ渓谷鐵道)

渡良瀬川沿いに走り、渓流などの自然風景を愉しめる。 “関東の耶馬渓”と称される高津戸峡は、新緑・紅葉シーズンの景観が特に見事。  

 

雄大な阿蘇の自然のパノラマビューは絶品
「あそぼーい!」(運行会社:JR九州)

スイッチバックで阿蘇外輪山を越え、噴煙を上げる阿蘇五岳を間近に臨む。運転席が2階にあるため、先頭・最後尾1、4号車のパノラマシートは前面展望。3号車には子どもが窓側に座れる親子席を設置している。  

 

昔懐かしい大井川沿いの風景で和みのひと時
「SLかわね路」(運行会社:大井川鐵道)

静岡県中部を南北に流れる大井川に沿って走るSL列車。戦前、戦後まもない時期に製造された旧型客車に乗って、昭和の原風景を思わせる田園地帯を眺められる。春先の新茶シーズンには、川根茶の香りも漂う。  

 

ラベンダーをはじめとする季節の花々が咲き乱れる
「富良野・美瑛ノロッコ号」(運行会社:JR北海道)

北海道のリゾート地、富良野・美瑛を走るトロッコ列車。初夏にはラベンダーが咲き誇るファーム富田の最寄に臨時駅が開設され、周辺は大いににぎわう。