「ますます貧乏な国」になる日本。その真の原因は「余剰」なのだという金融経済評論家の副島隆彦氏の話の続きを聞こう。
金融・経済評論家の副島隆彦氏 (撮影・赤城耕一)

 

「そして最後の余剰(サープラス)は人間だ。これは、あまり言ってはいけないことになっている。ヒューマニズムや人権思想に反するからだ。だがしかし、もう言わないわけにはゆかない。若者たちは、自分たちが余剰そのものである、という現実に直面しているから、少し、勘〔かん〕づいている。

だから、その中の鋭敏な者たちが喚〔わめ〕きだす。そういう知的で感覚の鋭い人間たちが出てきて当然だ。しかし、そこは通常は覆い隠して、押し潰してある。自由に書けるはず〔ヽヽ〕の言論の世界でもそうだ。何でも自由に書ける、などというのはウソなのだ。必ず言論統制〔げんろんとうせい〕はある。書いて公表してはいけないこと、にされることがこの世にはたくさんある。だから、この余剰〔サープラス〕はここは本当に切実な問題だと私は思っている。」

 

度胆を抜かれる議論が展開されているが、驚きはここに留まらない。このあと、同氏は次のように続けている。

 

「余剰な人間たちが出現した。だから、人間も大量に処分するしかない。それを戦争という。巨大な建物や都市文明そのものを爆撃で破壊してしまうのが戦争だ。が、ついでに人間もたくさん死ぬ。死んでしまうと腐るが、1カ月も放っておけば地面の上で腐り果てて、消えてなくなる。あるいは、死体は埋めてしまえばよい。肉体はすべて地面に還〔かえ〕っていく。そして、戦争が終わってから、もう一回都市をキレイに建て直せばよいわけだ。これを『スクラップ&ビルド』という。」

 

過激な物言いで有名な副島隆彦氏のこの考え、あなたはどう思いますか?(終)