瘦せることがすべて、

そんな生き方もあっていい。

居場所なき少数派のための

サンクチュアリがここにある。

健康至上主義的現代の奇書にして、

食と性が大混乱をきたした新たな時代のバイブル。

【書名】『瘦せ姫 生きづらさの果てに』

【著者】エフ=宝泉薫

KKベストセラーズ刊/定価:本体1800円+税/全国書店&ネット通販書店にて発売中。※この本のカバー写真をクリックするとアマゾンに飛びます。

 

 

この本は危険なダイエット本です。

なぜ現代の女性は「細さ」にこだわるのか。

そして、瘦せられる理由、瘦せられない理由とは。

 

ダイエットやストレスが高じて摂食障害になってしまった女性たち。

その数は、2万6000人以上(2016年4月厚労省発表)。

その予備軍の女性は10倍以上といわれています。

そんな拒食症などに苦しむ女性の「生と性」を、

著者は多くの摂食障害の女性たちとの交流を通して30年余り見つめてきました。

彼女たちの「生きづらさの正体」とは何か? 

「それでも細さにこだわる理由」とは何か? 

現代の女性たちが「細さ」にこだわりつつ、

欲望を空回りさせてしまう根源的な理由を著者は見極めようとしてきました。

そこには「生」を優先しがちな健康至上主義ともいえる現代において、

「生きるに値するもの」とは何かを、

「生」と引き換えにしてでも追い求める女性たち(瘦せ姫)の姿があったのです。

そんな彼女たちとの心の交流と軌跡を描いた、まさに現代の奇書が誕生しました。

 

『瘦せ姫 生きづらさの果てに』目次

 

まえがき  瘦せ姫として生きるあなたへ─つらさが伝わらないつらさ

死に近い場所で見える風景─もうひとつのまえがき

 

第一章 不完全拒食マニュアル

 

制限型

「私は切手をなめることさえしません。切手の糊のカロリーについて知っている人はいないと思いますけど」

排出型 1

「一回コツをつかめば、自転車の運転みたいに無意識にできるようになる」

排出型 2

「誰かチューブ吐きのやり方を教えてください」

排出型 3・その他

「下剤が千五百錠、利尿剤が三百錠、瘦せ薬が数箱。宝物の詰まったバッグを抱えているようで嬉しくてたまらない」

瘦せの確認

「それこそ果てしない儀式の始まり。つらいぞ、儀式は」

瘦せのカムフラージュ

「百均に売ってるような250グラムのおもりを、手足に2コずつ計4コつければ1キロ」

停滞期

「それからは順調に減っていきました。今考えると、ホメオスタシスにショックを与えたということかな」

バイキング

「時間無制限だから、まだまだ食べるけどね( 略) とりあえず、店は出たけど。泣きそう」

万引き

「できることなら、あのままずっと入院していたかったです」

援助交際

「正直、怖いし、気持ち悪いし、惨めな気もするけど、愛してもらえる嬉しさもあって」

風俗

「もっと太ってから来てほしい、と言われました。あと10キロ以上増やさなきゃいけないみたい」

落穂ひろい 1

「かき氷は人間がとりあえず生きるのに必要な水分と糖分を摂取できる素晴らしい食べ物なので」

落穂ひろい 2

「生まれた子は、奇跡の赤ちゃんと呼ばれていました。拒食症でも母となることはできるんですよ」

 

第二章 SNSという居場所

 

「私のなかにブタがいる」

食べさせる人は敵

症状格差と治療意欲格差

カリスマ瘦せ姫

スレンダー芸能人

他人感覚とプロアナ

 

第三章 歴史と物語と思い出のなかの瘦せ姫

 

激瘦せ史の分岐点

死に魅入られたプリンセス

母殺しのメルヘンと姫系コーデ

天使の食べもの

「心のモルヒネがあれば……」

命よりも大事なもの

生理が敵となる世界

折れる体と折れない心

フードファイターの謎

老いという難関

期間限定を生きる覚悟

 

第四章 そして、未来のイヴへ

 

「胸も生理もいらない」

美は2・5次元へと向かう

『まどマギ』という理想郷

『時空散歩』としての拒食

弱さを持ち続ける強さ

生と死の曖昧の域で

痩せ姫にとっての幸福

中二病と消えたい症候群

生きる理(ことわり)をさがして

 

あとがき  生きづらさの果てに

 

中野信子氏(脳科学者・医学博士)は本書を推薦!

「人類の進化のスピードより、ずっと速く進んでしまう

時代に命がけで追いすがる「未来のイヴ」たちの記憶」

KKベストセラーズ刊/定価:本体1800円+税/全国書店&ネット通販にて発売中!※本のカバー写真をクリックするとアマゾンに飛びます。

【著者プロフィール】 

エフ=宝泉薫(えふ=ほうせん・かおる) 

1964年生まれ。早稲田大学第一文学部除籍後、ミニコミ誌『よい子の歌謡曲』発行人を経て『週刊明星』などに執筆する。また健康雑誌『FYTTE』で女性のダイエット、摂食障害に関する企画、取材に取り組み、1995年に『ドキュメント摂食障害—明日の私を見つめて』(時事通信社・加藤秀樹名義)を出版。2007年からSNSでの執筆も開始し、現在、ブログ『痩せ姫の光と影』(http://ameblo.jp/fuji507/)などを更新中。