「店長、見ましたよ!

『今、「本屋」がカルチャーを創造する!「BRUTUS」新しいスタイルの「本屋」が気になる!』」

「うっわ! 忍者ハットリくんと、春日井のジュースの素。

うるせえのが、二人もつるんでどうしたのよ?!」

「店長、ご挨拶っすね。

音楽版元共同企画フェアの営業で、中央線を二人してまわっているんです」

「あれ、そのフェアってロックっぽくないからって注文していないけど?!」

「わかってますってば!

さっき中野の書店さんで『BRUTUS』を手に取ったら、文庫センターさんが紹介されまくっているから買ったんですよ」

「そうなんです!

他に紹介されている書店さんもチェックしておけば、営業トークにも使えるじゃないですか」

「あらら、ハットリベイビーに春日井ちゃん。ナイスな営業トークで、成長していない?!」

「はい、りえさん。確かに文庫センターさんのみなさんに、甘えて成長させていただきました!

仕事のグチから彼女のことまでブーたれていたのに、受け止めてくれた上に書店営業の勘所まで教えてもらったんですから感謝です」

「ハットリベイビー、アタマ上がんないっすよね。

店長にりえさん。この『BRUTUS』に文庫センターさんは、4か所で紹介されてるじゃないですか!」

「そっす!

『店長の人柄は、やはりお店に反映されるものです。』ってとこで、店長が10人の1人でしょ。キャプチャーは『“ロックなノリの本屋”がモットー。ミュージシャンや作家さんなど、感度の高いお客さんがいるから刺激されますよ』って、短いけどOKすよ!」

2003年6月1日号の『BRUTUS』。雑誌が本屋特集を組めば、必ず文庫センターを紹介してくれていたが、この号ではなんと4か所で!

「で、ですね。店長!

『100人の本好きが教えるマイ・ベスト・ブックストア』これが、凄かった!

横尾忠則・宮本亜門・大槻ケンヂ・俵万智・都築響一・押井守・塚本晋也・高橋源一郎・みうらじゅん等などが居並ぶ中で、3人もが文庫センターをピックアップしてるじゃないですか。お一人はニューヨーク在住で、ニューヨークの書店2軒と並べて文庫センターですよ!」

「オーケンさんがさ、『サブカル系のツボをはずさない。いかにも高円寺なセレクションがいい』って、書いていてくれたでしょう!」

「りえさん、あとあれっすよ!

大槻ケンヂさんの、新宿紀伊國屋書店本店さんへの叫び。『エレベーターに乗れないと、まるで登山だ!』って、わかるな・・・・

ボクら営業では、混雑していたら階段なんすけど。ボクらの本って6・7階なんで、疲れている時はホントにしんどいっすから!」

「出た、ハットリベイビーのグチ!

はい、りえ蔵担当。聞いといてやってな」

 

アタマの中には、U2の「New Year’s Day」が流れる。

Scene.41 本屋に、来てくれてありがとう!

 

唐突に舞い込んだサイン会だった。二宮清純サイン会!

いやいや、ノリが軽いよなボクらも。内山くんもボクも野球は大好きだから、清純さんのお名前は存じ上げているとはいえ、文庫センターでスポーツモノは弱いのがわかってるのにサイン会だなんて。

定期的に営業に来てくれていた、廣済堂出版の営業さんから「『プロ野球「人生の選択」』という新刊が出るんですが、清純さんの事務所が文庫センターさんの近所だということで、サイン会をしていただけませんか」と、来た!

頼まれちゃ、嫌と言えない気風。集客に不安があれば「サクラ動員」なんて知りもしない、クソ真面目なロックな本屋だった。