子どもがなぜなぜ期に入りました。何をするにも「なんでなん?」と質問の嵐。最初のうちは「お、いよいよ来たか!待ってました!」と意気揚々と返事していたものの、あまりの質問の多さに答えに詰まってしまうことも少なくはありません。

 「おとうちゃん、なんでごはんたべるんかなあ?」-おなかがすくからやで。
 「なんでおなかすくん?」-公園でいっぱい遊んだからよ。
 「なんでいっぱい遊んだらおなかすくん?」-うーん……なんでかなあ……。

 「全ての質問に真面目に答えてあげることが良い親」という意識が何となくあったので、毎回頭をひねらせて答えを出すのですが、ひとつ答えた所でまた質問されて……このやりとりは思っていたよりずっと大変なものでした。インターネットで「子どもが質問する時は理由を聞いているのではなく、目的を聞いているだけ」と書いてある記事を見てなるほど!と思ったこともあったけど、「おとうちゃん、なんでバナナは黄色なん?」と聞かれるとバナナが黄色い目的は……!何それ全然分からん!謎!と余計に頭が混乱するだけ。

 というわけで、最近はできるだけ力を抜いた答え方をすることにしました。バナナが何故黄色なのかと聞かれれば、ちっこいおっさんがバナナを黄色く塗ってくれてるねんと答えるし、なんで雨が降るのかと聞かれると、お空の上にいるちっこいおっさん達が一生懸命バケツをひっくり返してお水を落としてるねんと答えます。子どもは「へえ」と嬉しそうに返事をして、また次の質問をします。

 こういうやりとりを通じて個人的に思ったこと。子どもがひとつひとつのなぜ?に対する答えを聞いて自分の世界が広がっていく事に喜びを感じる時期、それがなぜなぜ期なのかなという気がしています。だから、正確な答え方をすることも大事なのかもしれないけれど、ちょっと難しい質問をされた時なんかは視点を変えて、子どもの想像力をかきたてるような答え方をしてみても良いと思います。あくまで個人の感想ですけど。
 だから今日も答えに困った時は、ちっこいおっさん達に頑張ってもらおうと思います。
 

この連載は隔週金曜日の更新です。第18話は、2週間後の10月28日(金)に更新予定です。次回もお楽しみに!