日本の美点を振り返ろう!!そんなコンセプトで世界から絶賛されている、知っている様で知らない、日本の食・技術・カルチャー・経済を紹介する『世界が絶賛する日本 われわれが知らない進化する真価』(Japan's best編集部:編)絶賛発売中。今回は本書の中でも世界を変える日本の技術を紹介します。!

超高層ビルには日本の技術が不可欠!?

 現在、世界では新興国を中心に超高層ビルの建設ラッシュが起こっています。

 そんな超高層ビルに必要不可欠なのが、高速エレベーターです。
   2012年の世界の高速エレベーターランキングを見ると、三菱電機、日立、東芝といった日本メーカーが上位1~4位を独占しています。

昇り龍をイメージしてつくられた上海タワー。エレベーターは三菱電機製。

 ランキング1位は、中国の上海タワー(上海中心・高さ632m)の三菱電機のエレベーターです。

   このエレベーターは東京スカイツリー(634m)とほぼ同じ高さのこのビルの地下2階から地上119階の展望階まで565mを55秒で移動、最高速度は分速1080m(秒速18m)に達します。

 2位は台北101(高さ509m)の東芝製エレベーターで、地上1階から89階まで39秒で結び、速度は分速1010mです。

 高速走行する際の急激な気圧変化によって起こる耳づまりなどを防ぐため、気圧制御システムでエレベーター内の気圧の変化が一定になるように制御されています。

伝統的な宝塔と竹の節がイメージされている台北101。エレベーターは東芝製。

 3位は、横浜ランドマークタワー(高さ296m)にある三菱電機のエレベーターで、2階ロビーからスカイガーデンまで約40秒、分速750m。4位は、サンシャイン60(三菱電機)、東京スカイツリー(東芝)、上海ワールドフィナンシャルセンター(日立)、高雄85ビル(三菱電機)などが該当します。

 2016年に竣工予定のCTF金融センター(広州市・高さ530m)には、日立のエレベーターが採用されており、分速は1200mで、世界最速のエレベーターが誕生する予定です。

 こうした受注があるのは、ただ単に速いだけでなく、日本メーカー製エレベーターが高い安全性を兼ね備えているからにほかなりません。

世界が絶賛する日本 われわれが知らない進化する真価』より