特に健康に気をつかっているわけではないのに、元気で長生きしている人はどこか違うのか? それは日々の基本的な生活習慣にあった。多くの患者を見る町医者であり、ベストセラー本の著者である長尾和宏先生が、90代を元気で過ごす人から得た、超基本の生活習慣とは。発売記念コラム、最終回です。

■「健康長寿」は、神様からのプレゼント

 

 まさか百歳まで生きるとは思わなかった!

 百寿者の方たちが共通しておっしゃることです。いまも、これまでも百寿者の方を30人ぐらい診てきましたが、「私ががんばって努力したからこうなったのよ!」と自信満々でおっしゃる方には一人も会ったことがありません。

 今でこそ百寿者は全国に6万5千人もいて、100歳まで生きることはそう珍しいことではなくなりましたが、高齢者と呼ばれる65歳以上の人口は3400万人ほどですから、百寿者はそのなかでのエリート集団であることには変わりありません。

 私は、努力して勝ち取ったというよりも、神様に選ばれた人たちなのだろうとも思います。

 本当に元気な百寿者になれるかどうかは、最終的には運次第かもしれませんが、ある基本的なポイントさえ押さえておけば元気で長生きできる確率が格段に高まると思っています。そのポイントが、次の7つの習慣なのです。

1嫌なことはしない
2 睡眠にはこだわる
3 おかずは多く、ご飯は少なく
4 毎日歩くことを習慣にする
5 医者と薬にはできるだけ近づかない
6 歯は大切にする
7 感謝して生きる

 7つ目の習慣「感謝して生きる」。ある意味では、これがいちばん大事な習慣かもしれません。

次のページ 「おかげさま」という日本語