■独立リーガーは「覚悟」を持ってここにいる

 給料をもらえるといっても、それは本当に最低限度。
 高校生や大学生のように次の進路があるわけでなければ、社会人のように企業に就職しているわけでもない。プロになれなければ終わりの世界に、チームメイトたち、そして一緒に戦ってきたほかの3チームの選手たちは、飛び込んできたのだ。

 だから彼らにとってはこの日こそが本番なのだ。
 もうプレーで見せることはできない。この1年ーープロにかけて懸命にもがいてきた日々ーーが評価されるのだ。
 もちろん、入団テストやトライアウトにかける選手もいる。
 すべてはNPBのプレイヤーになるために、彼らはここにいるんだ……そんなことをずっと感じていた。
 その思いを隣でずっと感じ続けた僕が緊張しないわけがない。

 四国アイランドリーグにはたくさんのいい選手がいる。チームメイトではこのコラムで何回か紹介してきた伴(和馬)ちゃんはプロへの熱い思いは他のどのドラフト1位候補にも負けないと思う。ほかにも一緒に調整をしてきた投手陣で四戸(洋明)投手や佐藤(宏樹)投手はものすごい球を投げていたし、野手陣でも僕の登板する試合好プレーを連発してくれた四ツ谷(良輔)選手や、吉田(圭志)選手、林(敬宏)選手……あげれば投手、野手きりがないほどいい選手がいる。それは、対戦チームにしても同じだ。
 それを知ってもらいたい。
 みなさんも今年のドラフトは、たくさん報じられてる注目選手に加えて、「愛媛マンダリンパイレーツ」そして「高知ファイティングドックス」「香川オリーブガイナーズ」「徳島インディゴソックス」のコールがされるかどうか、ぜひ注目してみてほしい。
 じゃあ、携帯電話とにらめっこを続けるのでまた来週!