近視や老眼、疲れ目、ドライアイ……。パソコンやスマホの普及で目を酷使する日々、「目が良かったらなあ」と考える人は少なくない。「視力回復 動物カード」を使った眼トレが、2週間から効果が出ると話題を集めるアンチエイジングの専門医•日比野佐和子医師と眼科専門医•林田康隆医師は「今や近視や老眼は回復する時代」と語ります。『1日1分、2週間 眼トレ』(KKベストセラーズ)発刊記念コラム「目の新常識」を紹介します。

◇水道水で目を洗うのは危険!?

イラスト/植本 勇

   私たちが子どもの頃は、学校でプールに入った後は、二つ並んだ噴水のような蛇口で必ず目を洗うよう指導されました。今でも備えつけてある公共のプールやスポーツジムなどを多く見かけます。

 でも、ちょっと待ってください。実は以前から水道水で目を洗うことは、かえって目を痛めることがわかっています。

 その原因は塩素。水道水に含まれる塩素は、角膜や結膜の上皮細胞だけでな

イラスト/植本 勇

く、目を保護しているムチンという粘膜層を洗い流したり、傷つけたりします。それが水道水より多くの塩素を含んだプールの水で一時的にドライアイのような状態になった目に、勢いよく水道水を浴びせるわけですから、目はたまりません。

 プールで泳ぐ時はなるべくゴーグルをして、上がった後も洗ったり、こすったりしないように気をつけてください。

 

◇洗顔液で目を毎日洗うのも要注意!

 また、プールに限らず、入浴中やコンタクトレンズを外した後、花粉症シーズンなどに洗眼液で毎日のように目を洗う方がいらっしゃいますが、それもムチン層を壊してドライアイを引き起こす原因になります。カップを使うタイプであれば、せっかくまつ毛と瞼がブロックした埃やウイルスを目に入れてしまう可能性もあります。

 目に異物が入ったり、あまりにも花粉症が辛い時などは使っても構いませんが、習慣的に目を洗うことはおすすめしません。

 そもそも目には、「涙」という有能な洗浄&保護液が備わっている、ということを忘れないでください。

<『1日1分、2週間 眼トレ』(KKベストセラーズ)より抜粋>