近視や老眼、疲れ目、ドライアイ……。パソコンやスマホの普及で目を酷使する日々、「目が良かったらなあ」と考える人は少なくない。「視力回復 動物カード」を使った眼トレが、2週間から効果が出ると話題を集めるアンチエイジングの専門医•日比野佐和子医師と眼科専門医•林田康隆医師は「今や近視や老眼は回復する時代」と語ります。『1日1分、2週間 眼トレ』(KKベストセラーズ)発刊記念コラム「目の新常識」を紹介します。

飲む人の方が死亡率が24%低いコーヒー。目が若返るのは「ドリップ? それともインスタント?」

 

 コーヒーを眠気覚ましとして飲む人も多いはず。それはコーヒーに含まれるカフェインの覚醒作用や強壮効果が広く知られているからでしょう。確かに適度な量のカフェインを摂取することは、疲労の軽減や認知と短期記憶の向上、集中力の維持に効果的であると言われています。
 さらに、肝臓がんやパーキンソン病の予防になるとの論文も多数発表されています。ただし、カフェインもまた、過ぎたるは及ばざるが如し。過剰摂取は中毒症状をはじめ、脱水症や胃炎、不眠症のリスクを増加させるデメリットも持ち合わせています。

 

◇コーヒーを飲む人の方が、飲まない人より24%死亡率が低い

 どんなに眠気と闘わなくてはならない場面でも、含有量の多いドリンク剤などを大量に飲むようなことは避けてください。目安として挙げるならば、アメリカ食品医薬品局(FDA)のガイドラインでは、1日に約400グラムが上限とされています。コーヒーに換算すると3〜4杯(焙ばい煎せん具合や濃度、カップの大きさによっても異なります)。
 実はこの3〜4杯という数字、国立がん研究センターの調査では、まったく飲まない人に比べて死亡率が24%も低いことが報告されています。

 それに関連して、コーヒーに豊富に含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」の抗酸化作用や抗ウイルス活性が、糖尿病や動脈硬化、がんの予防に関与しているとの報告も相次いでいます。独特の香り(アロマ)のリラックス効果や、体脂肪の分解酵素(リパーゼ)を活性化させる働きも見逃せません。

◇ドリップコーヒーが目によい理由

 そんな多彩な顔を持つコーヒーですが、目にとっては、意外にもドリップコーヒーよりインスタントコーヒーの方が優れています。理由はナイアシン(ビタミンB3)の含有量。視神経や粘膜の健康をサポートするナイアシンは、熱に強い特性もあり、熱いお湯を注いでも大丈夫なのです。

 ゆったりとアロマを愉しみながらドリップするもよし、手っ取り早くインスタントを使うもよし。

生活の中にコーヒーを取り入れてはいかがでしょうか。

<『1日1分、2週間 眼トレ』(KKベストセラーズ)より抜粋>