目の健康は決して
全身の健康を上回らない

「人間は穀物や野菜に適した臼歯が大勢。歯の比率から計算すると動物性たんぱく質、植物性たんぱく質、野菜、穀類を1:1:3:5で摂取するのがよい」(山口さん)。

 目の健康に必要な「血液浄化」を促し、栄養バランスに優れた理想的な食事とは―この観点から日本綜合医学会が制作したのが、図の「フードピラミッド」である。ここから導き出された日本人に合う理想的な食事が、「ご飯と具だくさんの味噌汁を基本に煮野菜や生野菜、海藻類、豆腐・納豆類、魚介類という構成」なのだと、同医学会理事長を務める、回生眼科院長の山口康三さんは話す。

 こうした栄養バランスとともに、山口さんが提唱するのが「少食術」。「少食に慣れ、たえず空腹状態でいることで胃腸を正常化し、血流をよくすることが目の健康をもたらす」という考え方。まず間食・夜食(夜9時以降)を絶つことからスタートし、食事では腹八分目を保つ。「この2つができたら、朝食を抜くことをおすすめします」。

 少食により、消化で発生する活性酸素が抑えられる。また血液が胃腸に集まることなく、全身に回すことができる。「小食はスッキリやせられて、目を含めた全身を若返らせます。腸と脳は密接につながっていますし、目は脳の一部ですから、全身の健康は目にも好影響を及ぼします」。