寒くなる季節に備えて、R-1乳酸菌で免疫力UP!

 

 

 

免疫とは、細菌やウイルスなど、体が異物として認識した相手から体を守る防御体制。第1の関門である自然免疫は、生まれながらに備わっているシステムで、細菌、ウイルス、ガン細胞など、人体にとって危険な標的を日常的に感知し、攻撃する。第2の関門、獲得免疫は、後天的に獲得する防御機構。いったんウイルスや細菌に感染したり、ワクチンを接種したりすることよって得られる、特殊攻撃部隊のような存在である。

このふたつの防御システムのうち、注目したいのが、自然免疫だ。なかでも、リンパ球の一種であるNK(ナチュラルキラー)細胞は、体内を巡回して、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染した細胞を即座に攻撃する。一般に、「免疫力が高い、低い」と表現されるのは、NK細胞のはたらきの強さ=NK活性という指標で判断することができる。NK活性は20代頃に最も高くなり、加齢とともに低下すると言われている。

もうひとつ、注意しなければならないのは、元気な人でも、日によってNK活性が大きく変化する点だ。原因は、ストレス、不規則な生活リズム、食生活の乱れなどが考えられる。では反対に、NK活性を高めて、免疫力を上げるにはどうしたらよいのだろうか。まずはバランスの良い食事。とくに、キノコ類、ビタミンC、発酵食品を意識的にたくさん摂ることは、腸内環境の正常化、ひいてはNK活性の向上に寄与するといわれている。

そして、最近脚光を浴びている研究に、ふだんの食生活にも手軽に取り入れることができる「乳酸菌」の活用がある。中でもR-1乳酸菌は菌体外多糖類(EPS)を大量に産出する特徴があり、マクロファージなどの免疫細胞を通じてNK活性を高めると考えられている。

たとえば、佐賀県の小中学生を対象にした調査では、R-1乳酸菌を使用したヨーグルトを半年間摂取したグループは、摂取期間中のインフルエンザ累積感染率が低く抑えられていた。山形県舟形町と佐賀県有田町の健康な高齢者を対象とした試験でも、風邪にかかるリスクが低下したという報告がある。乳酸菌には、全般的に腸内環境を正常化するはたらきがあるが、R-1乳酸菌はそれに加えて、NK活性を高めてくれる。日々の食卓のルーティンに、乳酸菌を加えてみてはどうだろう。


◇特にオススメ!免疫力を上げる3つの食品

キノコ類
キノコ類に豊富に含まれている多糖類の一種βグルカンは、NK活性を上げることがわかっている。

ビタミンC
バランスの取れた食事は腸内環境を改善するために不可欠。とくにビタミンCを大量に摂ることで、免疫の底上げ効果が期待できる。

発酵食品・ヨーグルト

発酵食品はNK活性を上げることが明らかになっている。なかでもヨーグルトは、毎日摂取しやすく注目されている。

 

監修:奥村康先生
1969年千葉大学医学部卒業。順天堂大学医学部免疫学講座名誉教授・特任教授。サプレッサーT細胞を発見するなど、免疫学の国際的権威として名高い。