2007年に日本整形外科学会が提唱したロコモ(ロコモティブシンドローム)。これは筋肉や骨、関節などに障害が起こり、自分で立ったり歩いたりができなくなること。生涯健康であり続けるためには、動けるうちからの対策が欠かせません。そこで大事なのが「筋活」です。話題の本『つくりおき筋活レシピ』(小山浩子著、KKベストセラーズ刊)より、筋活のポイントを解説します。
優れたたんぱく源である大豆

日本人にはたんぱく質が足りていない!

 加齢にともなって筋肉が減少していくことをサルコペニアといい、これを放置するとメタボやひざ痛、生活習慣病の原因になります。
年をとったときに寝たきりなどにならないためにも、若いうちから筋肉をつけることが大事。そこでまず食事を見直してください。
筋肉を増やすというと、筋トレを思い浮かべてしまいますが、実はポイントを押さえた食事こそが、筋肉アップの近道なのです。

 さて、みなさんは普段どんなものを食べているでしょうか。ここで問題になるのは主食になるご飯やパン、うどんやパスタといった炭水化物です。主菜であるお肉や魚介類に比べて、炭水化物の割合が圧倒的に多い食事をしていないでしょうか。
 炭水化物は体内入ると分解されて糖になり、筋肉や脳が働くためのエネルギーになる必要な栄養素です。しかし、使われずに余った分は体脂肪になり、太る原因になります。

 とはいえ、最近はいわゆる糖質制限がかなり一般にも知られるようになってきたので、なかには炭水化物をまったくとらない、あるいは摂取量をかなり抑えているという人も少なくないかもしれません。
 しかし、これはこれで問題です。本来、炭水化物から得るはずのエネルギーをたんぱく質で補うことになるので、体内で処理できるたんぱく質量を超えてしまい、かえって腎臓などに負担をかけてしまうことがあるのです。

 炭水化物のとりすぎは確かに問題ですが、毎日の食事で心がけるべきは、むしろたんぱく質をとることです。たんぱく質は筋肉をはじめとして、体の大部分を形作るのに大変に重要な栄養素で、成人では1日に体重1kgに対して約1gの摂取量が必要とされています。

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