Q.「初動負荷理論」とはどのようなトレーニングですか?

 

「初動負荷理論」とは、私の野球人生における恩人のひとりである小山裕史先生が創案した理論です。

 具体的にどのようなトレーニングか? そう聞かれると、正直、言葉で論理的に説明するのはとても難しいです。簡単に説明すると、関節などの可動域を広げることに大きな役割を果たします。

 肩こりなど、年齢とともに体のどこかが痛くなる理由のひとつとして、体が次第に硬くなることが挙げられます。人は年齢とともに筋肉が発達していきますが、30代、40代と歳を重ねるごとに、あまり動かさない筋肉が硬くなり熱を持つ。それが痛みへとつながっていくのだと思います。「体が硬くなる→固くなった箇所が熱を持つ→痛くなる」。大きく順序立てすると、このような流れではないでしょうか。

 裏を返せば、体が硬くなることを防ぐことで、痛みを防止できるというわけです。肩の可動域を広げ、股関節や腰回りを常に柔らかくしておく。そうすれば、40代、50代になって体のどこかに痛みを抱えず、元気な肉体を維持できるはずです。