今、日本で風俗嬢として働く女性は32万~35万人と言われています。どこにでもいる普通の女の子が、多くは経済的な事情で風俗嬢になる時代。そんな風俗嬢たちの恋愛・結婚事情について、現役の風俗嬢であり、精力的に社会活動を行う水嶋かおりんさんにご寄稿いただきました。

 日本にはおよそ32万人の風俗嬢がいます。私自身、風俗嬢として長年仕事をしています。「風俗嬢=不幸な存在」というのはもはや昔の話ですが(詳しくは拙書『風俗で働いたら人生変わったwww』をご覧ください)、本稿では、風俗嬢の恋愛・結婚についてお話します。

 風俗嬢として働く理由は人それぞれですが、風俗嬢も普通の女性です。恋愛もするし、結婚願望もあります。

「風俗嬢は結婚できない、もしくは、結婚するにしても風俗で働いていたことは隠し通す、もしくは結婚相手はホストだったりと"まともな"男ではないだろう」といったことが世間では囁かれていますが、それは全くの誤解です。

 ここで、私の周りの風俗嬢の恋愛・結婚エピソードをご紹介しましょう。

Aさんの場合
ヘルス・回春マッサージ店に4年ほどお勤めされたAさん。
 ご実家の家業をお手伝いしている会社員のご主人とクラブイベントでお知り合いになりました。
 初めは遊び友達から交際をスタートし、ご主人から交際を申し込み1年ほどお付き合いを経てめでたくゴールイン。
 出会った当初からAさんは仕事のことをご主人にお話しされており、ご主人はなんでも話してくれるAさんに対し信頼が持てたそうです。
 Aさんは結婚を機に風俗をお辞めになられ、今は子育てに奮闘し、ご主人の家業を手伝いしながら幸せな生活をされていらっしゃいます。

Bさんの場合
ヘルス・ソープのお仕事を10年ほどされているBさん。
 システムエンジニアをされている彼氏さんとお店で出会い、初対面でお互いに惹かれ合いすぐに交際をスタート。
 彼氏さんはお客さんとして出会っているのでBさん仕事の理解はしているそうです。ただ、恋人として健康面への不安があり身体の心配をしているそうです。
 世界で一番の理解者になれるようにBさんを応援していらっしゃり、将来は結婚を考えているそうです。
 仕事のことはじっくり二人で考えながら将来を考えていきたいそうです。

 このように、風俗嬢だからといって不幸な恋愛・結婚をしているわけではないのです。彼氏(夫)という、ありのままの自分や仕事を受け止めてくれる人がいるから、もっと仕事を頑張れるという風俗嬢もいますし、パートナーとの時間や体の接触を大切にしたいからと、風俗を辞めていく人もいます。