投票日前日まで、クリントン優勢の報道にもかかわらず、トランプの勝利が確定。トランプが大統領候補として台頭していた時点から、暴言のトランプ、失言のトランプ…etc. 
日本をはじめアメリカでもマスメディアから連日の様にトランプに対してネガティブの報道がなされていました。 しかしながら、結果はトランプ勝利でした。なぜアメリカ人はトランプを支持したのか?果たしてマスメディアはアメリカ合衆国の実像を捉えていたのか?
日本にとって、アメリカ大統領が誰になるのかは国益を大きく左右する重要事項です。しかし、そもそも日本人はアメリカ合衆国の実像を知っているのでしょうか? 大きな勘違いアメリカ陰謀論などを正しながら、日米史を振り返る、絶賛発売中の『大間違いのアメリカ合衆国』。
中でも半年近く前に執筆した、トランプ現象とは一体どういう現象なのか、気鋭の憲政史家・倉山満の分析を一部抜粋紹介いたします。

共和党の内政音痴に、狂った民主党の外政!!

 トランプが出てきた背景を理解するために、改めて詳しく二大潮流の共和党と民主党を見ていきましょう。

 単純に言うと、共和党は外政がまともで、内政が狂っています。民主党は外政が狂っており、内政が比較的まともという傾向があります。

 共和党の内政は、民主党の外交ぐらいひどいものです。

 だいたい、アメリカの福祉切り捨ては洒落にならないレベルです。

 オバマが「オバマケア」という国民皆保険制度を導入したのも、日本人からすれば、「まだやっていなかったの?」という感想でしょう。

 ところが、共和党の候補の中には「オバマケア」の破棄や見直しを政策に掲げている人もいます。
   共和党の内政音痴、というか文明人の常識とかけ離れたセンスにはあきれるしかありません。

 一方、民主党の外交は、共和党の内政に輪をかけておかしいのです。

人類の不幸の9割でおなじみ!

 レーニンを庇いまくり、今の世界の不幸の9割をもたらしたウッドロー・ウィルソン、お呼びでないのに日本にケンカを売って世界の半分をコミュニストにくれてやったフランクリン・ローズベルト、朝鮮戦争で負けに等しい引き分けを喫したトルーマン、泥沼のベトナム戦争に突っ込んでいったケネディとジョンソン、いきなり韓国を見捨てて世界秩序を混乱させたカーター、チャイナ利権にずぶずぶのクリントンと、歴代民主党大統領の失策から重要なものだけに限ってもこれだけあります。