わが国の総理大臣、安倍晋三はニューヨーク証券取引所にてどんな発言をしていたのか?

 カジノ法案がついに衆院を通過した。

 以下朝日新聞より引用する。

 「カジノを含む統合型リゾート(Integrated Resort、略称IR)の整備を政府に促す議員立法「カジノ解禁法案」が6日午後の衆院本会議で、自民党や日本維新の会などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。慎重論が根強い公明党は自主投票とし、与党内の対応が割れる異例の展開になった。

 民進、社民、自由の野党3党は「このような拙速な審議、採決は認められない」(6日、民進の山井和則国会対策委員長)との立場から採決に抗議して退席。共産党は反対した。自民は14日の今国会の会期末までに法案を成立させる考えで、参院に送付後、7日に参院本会議で審議入りさせる方針だ。

 法案は2015年、超党派の「国際観光産業振興議員連盟(IR議連)」所属の自民党、旧維新の党、旧次世代の党の議員8人が提出した。カジノや宿泊施設、国際会議場からなるIRの整備を推進するための基本法案で、法律の施行後1年以内をめどに必要な法制上の措置を講じることを政府に義務づける。」(朝日新聞)

 安倍政権がイメージする日本の未来図とはどういうものなのか?

 TPPや移民政策など、国の根幹を破壊するような政策を強引に推し進めようとしているのはなぜなのか?

 作家・適菜収氏が、安倍首相のかつての発言から首相自らが売国奴ではないかと警告する。

※以下、適菜収著『安倍でもわかる政治思想入門』から本文一部抜粋引用

 

資本主義について 二〇一三年九月二五日 ニューヨーク証券取引所での安倍晋三の発言

「ウォール街の皆さまは、

常に世界の半歩先を行く。

ですから、今がチャンスです。」

 

 安倍の著書『新しい国へ』にはこうある。

「ウォール街から世間を席巻した、強欲を原動力とするような資本主義ではなく、道義を重んじ、真の豊かさを知る、瑞穂の国には瑞穂の国にふさわしい市場主義の形があります」

 国内に向けては、ウォール街の強欲資本主義を批判しておきながら、ウォール街の証券取引所に行けば正反対の言葉を並べ立てる(二〇一三年九月二五日)。

「今日は、皆さんに、『日本がもう一度儲かる国になる』(中略)ということをお話しするためにやって来ました」

「新たなチャレンジには、さまざまな規制が立ちはだかります。例えば、燃料電池の開発実証には、多くの規制をクリアしなければならない。これでは、創意工夫はできません。私は、フロンティア技術を実証したい企業には、独自に安全を確保する措置を講ずれば、規制をゼロにする新しい仕組みをつくろうと考えています」

「日本の消費回復は、確実にアメリカの輸出増大に寄与する。そのことを申し上げておきたいと思います」

「ウォール街の皆さまは、常に世界の半歩先を行く。ですから、今がチャンスです」

 絵に描いたような売国奴ですね。

(※適菜収著『安倍でもわかる政治思想入門』から本文抜粋)

 

著者略歴

適菜 収(てきな・おさむ)

1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。ニーチェの代表作『アンチ・クリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『日本を救うC層の研究』、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(以上、講談社)、『死ぬ前に後悔しない読書術』(KKベストセラーズ)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)など著書多数。安倍晋三の正体を暴いた渾身の最新刊『安倍でもわかる政治思想入門』(KKベストセラーズ)が発売即重版。全国書店、Amazonにて好評発売中。