戦国時代なら、武将の小ネタや細かな陣形から、
歴史ゲームの能力値まで記憶しているけれど、
古代の歴史となると、まったくお手上げ…そんな方は意外と多いもの。

でも、この「古代」カテゴリーのページに足を運んで下さる方なら
きっと興味はあるはずですよね!?

そんな貴方に耳よりな情報です。
ちょうど1ヶ月前に開催された
「一般向けの古代に関する書籍を表彰する賞」
の存在をご存知でしょうか。

その名も「古代歴史文化賞」。
「島根県」「奈良県」「三重県」「和歌山県」「宮崎県」という、
古代と縁の深い県が協力して、古代歴史文化へもっと興味を持ってもらおう…
という前向きな目的のもと設立された賞で、今年で4回目を迎えます。

古代に関する書籍なら何でも良いという訳ではなく、
1.日本の古代に関して執筆されている
2.一般読者にとって分かりやすくおもしろい
3.学術的基盤に基いている
4.単著を基本とする
5.直近3年以内の出版

という条件を満たす書籍が対象となっています。

つまり「面白くて分かりやすく、ためになる最新古代本」が
ひと目で分かる賞なのです。

今回はノミネート5冊で、その内1冊が大賞となりました。
大賞作品/田中史生『国際交易の古代列島』(KADOKAWA)
優秀作品/笹生衛 『神と死者の考古学』(吉川弘文館)
              /海武陽介『日本人はどこから来たのか?』(文藝春秋)
    /根立研介『ほとけを造った人びと』(吉川弘文館)
              /遠藤慶太『六国史-日本書紀に始まる古代の「正史」』(中央公論新社)
となっています。
次回からは、ノミネート受賞の本の見所をご紹介いたします。


ところで、「古代歴史文化賞」は副賞の賞金以外に、
この賞ならではの素敵な賞品が送られます。

それが「美保岐玉」です。

 

古代より、玉は霊力を秘めた宝であり、
権力や呪力の象徴として珍重されました。
その昔、出雲国造は青、赤、白の3種の玉を組み合わせて作られた「美保岐玉」を献上したといわれています。正賞の「美保岐玉」も、古代の玉の産地だった島根県の花仙山産の碧石・赤メノウ・水晶で作られています。

まさに、賞にふさわしい気の利いた正賞です。