「カプセルトイで世界平和」

 こんなモットーを掲げるのは、『コップのフチ子』や『土下座ストラップ』などのヒット商品で知られるカプセルトイメーカー「キタンクラブ」だ。

 そんな同社が、設立10周年の節目を迎えた2016年、新たな取り組みとして社会貢献活動「CAPSULE FOUNDATION(カプセルファウンデーション)」をスタートさせた。

 カプセルトイメーカーが行う社会貢献活動とは、どのようなものなのか? キタンクラブ主宰・古屋大貴氏に詳しい話を伺った。


 「カプセルファウンデーション」は、キタンクラブの収益の一部を「子どもたちへの支援」を中心に使用する取り組みだ。きっかけとなったのは、2011年に起きた東日本大震災だった。

 「やっぱり、企業としていろいろと社会貢献しなくちゃと思ったんですよね。みなさんがカプセルトイを楽しんでくれるのと同時に、その売り上げが誰かの助けになれば素敵だなと」(古屋氏)

 東日本大震災の被災地である宮城・福島・岩手3県の震災孤児・遺児を支援する寄付を行った。また2016年4月に起きた熊本地震の際には、熊本県益城町に義援金を寄付したほか、10月から12月までの同社新商品に「熊本の名所&ご当地グルメなどの情報を記載したミニパンフレット」を封入している。

熊本県の名所やご当地グルメなどが紹介されている「カプセルファウンデーション」パンフレット(写真は裏面)

 カプセルファウンデーションで「子どもの支援」を掲げているのは、玩具メーカーという立場とは別に、古屋氏自身が「大の子ども好き」という理由もある。

 「昔から子どもと接するのが好きで、18歳から38歳までの20年間、少年サッカーの指導をしていたこともあります。自分で言うのもなんですが、僕は何かを教えるとか指導するのが上手いと思う(笑)。たぶん、祖父が学校の先生をしていたので隔世遺伝かもしれませんね。いずれにしても、どのような形でも子どもたちと関係を持つのは自分の宿命だと思っているんです」(古屋氏)