「東京パフォーマンスドール」結成3年半の軌跡が詰まる待望の1stアルバム。新録曲、先代TPDレパートリー、ライブナンバーなどを含め全50曲を収録。取材・文/伊藤雅奈子(いとう かなこ)

アルバムは名刺代わり
自分を強くしてくれる曲も

(写真左から)櫻井紗季、飯田桜子、橘 二葉、上西星来、高嶋菜七、脇 あかり、浜崎香帆、神宮沙紀、小林晏夕


Profile
東京パフォーマンスドール
篠原涼子も所属したTPDが13年6月、新メンバーの高嶋菜七、上西星来、櫻井紗季、浜崎香帆、脇あかり、飯田桜子、神宮沙紀、小林晏夕、橘二葉の9人体制となって復活。3月26日金には、初の東京・中野サンプラザで単独ライブ。


 東京パフォーマンスドールが生まれ変わって3年半。初アルバムのタイトルは、『WE ARE TPD』。軌跡をたどる名の通り、〝私たちがT(東京)P(パフォーマンス)D(ドール)〟と胸を張れる1枚だ。リーダーの高嶋菜七は、「1枚のアルバムは〝私たちは今こういう活動をしています〟といえる名刺代わりになると思うんです」と喜びを噛みしめる。

 3年間ライブを中心に育ててきたオリジナルナンバーだけでなく、およそ17年前、女優・篠原涼子が在籍していた初代TPD曲のリアレンジバージョンも含めると、約80曲のレパートリーがある。そこから50曲の選抜ソングが、5つのバージョン別CDに収録されている。高嶋は、篠原の代表曲でダブルミリオンとなった『恋しさとせつなさと 心強さと』を推す。

「イベントなどで歌っていると、一般層のお客さんが足を止めて観るのが目に見えてわかるので、私たちを広めるきっかけになりますし、純粋に素敵な曲」。

 未発表の『ナガレボシ』がお気に入りなのは、櫻井紗季。「私たちの等身大な気持ちがつまった歌詞なので、同世代の方には共感してもらえる。そうでない方にも、私たちの思いが伝わると思います」と、心に響く歌詞を薦める。

 初オリジナル曲で、結成時からの思い出が詰まった『DREAMIN’』を推すのは、モデルとしても活躍する上西星来。「先代の曲ではなく、やっと自分たちの曲をもらえたというワクワクがありました。3年前、あのときの心情が歌詞と同じなので、当時の気持ちに負けないで、今を追いかけなきゃ!って曲です」と、胸を張る。

 浜崎香帆が好むのは、ロック調の『SURVIVAL!!』だ。
「新生・東京パフォーマンスドールでは珍しいロックで、ライブの前半、中盤、後半のいつやっても必ず盛り上がる曲。ヘドバンもあるので、お客さんは歌詞をはっきり聴くわけではないけど、〝こんなとこでヘコんでちゃダメだ!〟と自分も強くしてくれます」と、勇気をもらっている。

 TPDは、アイドルというカテゴリーを逸脱した、スピード感あるライブが魅力的。演劇×映像を融合させた公演や、MCなしの90分ノンストップライブなど、どれもが圧巻のひと言に尽きる。

 飛躍したい’17年、それぞれの野望はなにか。櫻井は、「一人でも多くの方にアルバムを手に取っていただきたいです」と、共栄を求める。上西は、「平日でもチケットが即売するくらいライブで戦えるグループになりたい」と目標を掲げる。浜崎は、「ファンの小さい子からも〝TPDを見ていると元気になれる〟といってもらえるので、人の心に残るようなパフォーマンスをしていきたい」という。ライブ鑑賞が趣味の高嶋は、「私自身がアーティストさんに心を動かされるので、私もそんな、人を放心状態にさせられるようなグループになりたい」と、向上心は青天井だ。

 5つのバージョンから選べる1stアルバム。そのすべてに、無限に広がるTPDの可能性が宿っている。

 

通常盤
期間限定盤

『WE ARE TPD』
EPICレコードジャパン
3000円(通常盤 BONUS TRACK)、2500円(期間限定盤)、5000円(Type-A CD+Blu-ray)、4500円(Type-B 2CD)、4500円(Type-C2CD)
2017年1月18日発売

 

【公式HP】http://tpd-web.com/
【特設サイト】http://tpd-web.com/we-are-tpd/