移り変わりの激しいストリートのファッションシーンを
約20年に渡り追い続けてきた『ストリートジャック』。

雑誌名こそ創刊当時から変わらないが、その中身は
時代の流れに合わせるように、大きく変化していった。

そんな過去のアーカイブスから、当時の時代背景や
ファッショントレンドが分かる“名物号”をピックアップ!

SJ CHRONICLE 1997-2017

【第11回】2000年2月号/前編 

 

写真を拡大 当時「田中麗奈の表紙は必ず売れる」という編集部ジンクスがあったほど、彼女は初期SJには欠かせない存在だった。当時19歳。「なんか今、幸せ。雰囲気が柔らかくなった? 女っぽくなった感じ? やったー! それが私のコミュニケーションフェロモンです(笑)!」

 

DATA
発売日:1999年12月24日
表紙:田中麗奈
巻頭特集:全国古着SHOP大縦断!「今、買いの古着」582総奪取!

 

2000年代に入って第一弾のストリートジャック。
正確には1999年12月24日発売なので厳密に言えば「1900年代に発売された最後のSJ」なのだが、いわゆる『1999年7月世界滅亡』を乗り越えた時点で日本人はみんなこれから来る「ミレニアム(1000年に一度の瞬間!)」に夢中だったので、この頃にはもう気分は2000年! 細かいことは置いておこう。

 

さて、目次はこちら。

 

写真を拡大 当たり前のことではあるが、ファッション色全開である。2017年のファッション誌が総じて、なんとか手を替え品を替えいろーんな企画をひねり出しているのに対し、「新作はコレ!」「流行っているのコレ!」と非常にストレートである。ファッション誌がまだ牧歌的だった時代だ。

 

世の中は不景気であっても、サブカルチャーは黄金期を迎えたいた日本。
CDは握手券なんかつけなくてもバカスカ売れ、
洋服もスニーカーもプレ値がついて高額取引され、
ファッション誌が「バイブル」だった時代ーー。

そんな「ファッション誌の美しき時代」を、紐解いてみよう。

 

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